emission
別表記:エミッション
「emission」とは、放射・発射・放射物のことを意味する英語表現である。
「radiation」は光線や放射線など、「放射状に広がるもの」の排出に対して主に用いられる。また、「effuluence」には「(液体の)流出」や「流出水」を指す場合があり、「ejection」には「(溶岩・火山灰の)噴出」という意味があるなど、それぞれニュアンスの違いがある。
「zero emission」とは、環境汚染や気候変動に影響する廃棄物の排出をなくすことを企図して、国際連合大学が1994年に提唱した構想である。具体的には、生産活動により排出される廃棄物をなくし、廃棄物の埋め立て処分をなくすことを目指す。また、温室効果ガス排出削減にも繋がるため、環境汚染や気候変動の緩和をもたらすことも期待される。
「emission gas」は「排出ガス」のことを指す。「排出ガス」とは、自動車の走行や船舶、もしくは火力発電所や工場などから排出されるガスの総称である。自動車から発生するガスのみを指す「自動車排出ガス」の略称として用いられる場合もある。
「emission trading scheme」は、国や企業ごとに温室効果ガスの排出枠を定め、排出枠が余った、もしくは超えてしまった国・企業間で排出権を取引する制度を指す。略称は「ETS」。日本語では「排出権取引スキーム」と表記される。
「emission spectroscopy」は日本語では「発光分光」と表される。主に製造業技術として用いられ、金属試料に電気エネルギーを当て、その波長から含有される元素の種類や量を分析する方法を「発光分光分析法」という。
車の排ガス放出量を調査する試験を指し、日本語では「排気試験」「排ガス検査」と表記される。
「low emission zone」とは、大気汚染の改善のため、排ガスの多いものなど、汚染の原因となる車両の通行を制限・抑止する区域のことである。略称は「LEZ」。イギリス・ロンドン市においては、排出ガス基準に満たない車両に通行料の支払い義務を課す区域として「超低排出ゾーン(ULEZ)」が設けられている。
「emission」とは、放射・発射・放射物のことを意味する英語表現である。
「emission」とは・「emission」の意味
「emission」は、主に「放出」や「放射」といった意味の英単語である。「〜を出す」や「〜を放つ」といった意味をもつ他動詞「emit」を名詞形にしたもの。「発出物」や「放射物」を指す場合もある。また、「(電波の)送波」や「排泄」という意味で用いられる場合もある。 形容詞型は「emissive」で、「放射(放出)性の」、「放射(放出)された」という意味を指す。「emission」の発音・読み方
「emission」の発音記号は、「iːmíʃən」である。カタカナで表記する場合は、「エミッション」となることが多いが、正確に発音する場合は、「イミィシャン」に近い音となる。「emission」の語源・由来
「emission」は、中期(17世紀)フランス語の「émission」に由来する。「émission」の語源はラテン語の「emissio」であり、分節すると「ex-(外へ)」+「mittere(送る、放つ、置く)」+「sion」となる。古来から「何かを外に出す」という意味を中核とする語として用いられてきた。「emission」の覚え方
「emission」という語は、「放射性物質」や「排出ガス」との関連で、政策や環境問題においてしばしば用いられる。これらは「emission」の中心的な意味である「何かを外に出す(排出する)」ことに由来する具体的な事例であり、語とそのイメージを結びつける好例として捉えられる。「emission」の類語
「emission」の類語としては、「radiation」や「effluence」、「ejection」といった語が挙げられ、どれも「出す(放つ)」という意味を中心とした語である。「radiation」は光線や放射線など、「放射状に広がるもの」の排出に対して主に用いられる。また、「effuluence」には「(液体の)流出」や「流出水」を指す場合があり、「ejection」には「(溶岩・火山灰の)噴出」という意味があるなど、それぞれニュアンスの違いがある。
「emission」の対義語
「放出」と逆の事態を表す「吸引」という意味を持つ「absorption」や「inhalation」が対義語として挙げられる。また、「排出」という意味を踏まえると、排出されたものの「除去」を表す「removal」も、意味上では対置される語である。「emission」を含む様々な用語の解説
「emission」は「放出」、「排出」という意味を持つことから、公害やエネルギー問題など、環境問題に関わる用語や政策の名称に多く用いられる。「zero emission」とは
「zero emission」とは、環境汚染や気候変動に影響する廃棄物の排出をなくすことを企図して、国際連合大学が1994年に提唱した構想である。具体的には、生産活動により排出される廃棄物をなくし、廃棄物の埋め立て処分をなくすことを目指す。また、温室効果ガス排出削減にも繋がるため、環境汚染や気候変動の緩和をもたらすことも期待される。
「emission gas」とは
「emission gas」は「排出ガス」のことを指す。「排出ガス」とは、自動車の走行や船舶、もしくは火力発電所や工場などから排出されるガスの総称である。自動車から発生するガスのみを指す「自動車排出ガス」の略称として用いられる場合もある。
「emission trading scheme」とは
「emission trading scheme」は、国や企業ごとに温室効果ガスの排出枠を定め、排出枠が余った、もしくは超えてしまった国・企業間で排出権を取引する制度を指す。略称は「ETS」。日本語では「排出権取引スキーム」と表記される。
「emission spectroscopy」とは
「emission spectroscopy」は日本語では「発光分光」と表される。主に製造業技術として用いられ、金属試料に電気エネルギーを当て、その波長から含有される元素の種類や量を分析する方法を「発光分光分析法」という。
「emission test」とは
車の排ガス放出量を調査する試験を指し、日本語では「排気試験」「排ガス検査」と表記される。
「low emission zone」とは
「low emission zone」とは、大気汚染の改善のため、排ガスの多いものなど、汚染の原因となる車両の通行を制限・抑止する区域のことである。略称は「LEZ」。イギリス・ロンドン市においては、排出ガス基準に満たない車両に通行料の支払い義務を課す区域として「超低排出ゾーン(ULEZ)」が設けられている。
「emission」の使い方・例文
「emission」は、「放出」や「放射」という意味で使用することが多い。例文にすると、「the sun's emission of light(太陽の光の放射)」「What can we do to help reduce carbon dioxide emissions in the atmosphere?(大気中への二酸化炭素排出量の減少を促進するのに私たちに何ができるだろうか?)」といった表現となる。エミッション【emission】
エミッション
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
排出
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