福音寺3姉妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:21 UTC 版)
この作品の主人公たち。テツたちからは(主に父親の著書によって)「鉄娘な3姉妹」として知られる。父を捜して20000キロの旅を続ける。それぞれの名前は両親が旅をしている途中、母親が産気づいた土地(=それぞれの出生地)の近くにある駅からとられている。本来は母親の旧姓が鶴見だったことから、扇町・大川・海芝浦と名付けられそうになったが母親に反対されてこうなった。姓は福音寺駅より。なお、続編となる『ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部』にも第14話で登場しているが、本作からは3年程度経過しており、各人共に成長した姿を見せている(特にビンゴ)。 福音寺美章(ふくおんじ びしょう) 3姉妹の長女。年齢は20代前半か中ばくらい。北海道の親戚に預けられた。自宅最寄り駅は豊ヶ岡駅であり地元では教職についている。名前は美章園駅より名付けられた。 撮りテツ。父親からキャノン砲レベルの望遠レンズがついた一眼レフカメラを譲り受けている。 脅威の巨乳娘。普段はおっとりしており、人名だけでなく駅や車両といった設備にもちゃん付け(父のことはパパリンと呼んでいる)で話す。しかし、いざ鉄道にまつわる写真撮影となると「発車ベルの鳴り響く中で駅構外から撮影の後そのまま駅ホームまで跳躍して(ローカル線のワンマンカーであるため切符は車内での後買いや精算が可能)駆け込み乗車する」「眠っているのに対向列車の写真を無意識的に(しかもベストアングルで)撮影する」など奇跡を超えた超絶スキルを発揮する。 北海道出身ということもあり、真冬の雪の中でノースリーブの服を着ても平気なぐらい寒さに強い。 “テツ”ではあるが、走行中の列車を外アングルから撮影することも多いため、オートバイを乗りこなして撮影地に赴くことも多い。撮影器材の物量如何では自動車を使用することもある。 メインカラーは黄緑(JR北海道のコーポレートカラー)。 3姉妹では唯一国鉄時代を知っている。 福音寺美唄(ふくおんじ びばい) 3姉妹の次女。年齢は14歳から16歳くらい。東海の親戚に預けられた。自宅最寄り駅は小和田駅。名前は美唄駅より名付けられた。 乗りテツ。父親から毎月最新の時刻表が送られてきている。彼女の頭の中は全国全ての時刻表のデータが詰まっており、必要とあらば即座に頭の中でダイヤグラムを組み立てることができる。このためルートの決定を彼女がすることが多い。裏をかこうとして父親に感心されることもあるが、深読みしすぎて外してしまうことも多い。 ゴスロリツンデレ属性(ゴスロリ衣装のベースは373系のメガネっ娘)。 家族を誰よりも愛し、猫に話しかけるなど、かわいいもの好き。だが表向きは関心のないように振舞う。また、少女漫画風のイラストを描くのが得意で、アニメや漫画のガチなオタクカルチャーにも詳しいが、本人曰く興味はなく、その部分を指摘されると激怒する。それらにイマイチ素直になれないのもツンデレが故である。 妹であるビンゴからは親愛をこめて「ビバねーちゃん」と呼ばれ、その度に「私の名前は美唄だ!」ときちんと訂正するが、ビンゴが美唄の名前をきちんと呼ぶ事はあまりない。 恋愛に対しては理解がなく、純粋な好意や父母の思い出も「ハレンチ」と恥じる。 メインカラーはオレンジ(JR東海のコーポレートカラー)。 福音寺備後(ふくおんじ びんご) 3姉妹の三女。末っ子。年齢は一応10歳前後。九州の親戚に預けられた。自宅最寄り駅は雑餉隈駅で普段住んでいる家の前には西日本鉄道の路線が走っている。名前の由来駅は備後落合駅であり(最終話で判明)、出生地は庄原市内である。 姉妹のうち彼女のみ本文中ではビンゴとカタカナで表記される。10歳としても幼すぎる容姿と愛らしい八重歯が特徴。年齢に似合わないほどのおもちゃ好きで無邪気。年齢を考慮しセリフの大半は漢字ではなくひらがなで書かれている。 模型(車両・廃線遺構)テツ。父親から日本中の列車車両の写真が送られており、それを基に自身で模型(ゲージはオリジナルでビンゴゲージと名づけている)を作成している。製作する模型はプロのモデラーすら唸らせ、同好者や同じ鉄道模型ファンなどからは「スクラッチの達人」と呼ばれることもある。 旅行中はつばめ号をかたどった、自分より大きいリュックサックいっぱいに鉄道模型を詰め込んで移動している。 メインカラーは赤(JR九州のコーポレートカラー)。
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