情報モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:47 UTC 版)
ソフトウエア工学における情報モデルは、対象領域のデータ意味論(data semantics)を記述する、概念、関係性、制約、ルール、及び算法の表現である。それは、その領域の文脈における情報要求の共有、安定性、及び組織化された構造を提供する。[1]
- ^ a b c d e f Y. Tina Lee (1999). "Information modeling from design to implementation" National Institute of Standards and Technology.
- ^ Peter Chen (1976). "The Entity-Relationship Model - Towards a Unified View of Data". In: ACM Transactions on database Systems, Vol. 1, No.1, March, 1976.
- ^ The history of conceptual modeling at uni-klu.ac.at.
- ^ D. Appleton Company, Inc. (1985). "Integrated Information Support System: Information Modeling Manual, IDEF1 - Extended (IDEF1X)". ICAM Project Priority 6201, Subcontract #013-078846, USAF Prime Contract #F33615-80-C-5155, Wright-Patterson Air Force Base, Ohio, December, 1985.
- ^ ISO 10303-11:1994(E), Industrial Automation Systems and Integration - Product Data Representation and Exchange - Part 11: The EXPRESS Language Reference Manual.
- ^ D. Schenck and P. Wilson (1994). Information Modeling the EXPRESS Way. Oxford University Press, New York, NY, 1994.
- 1 情報モデルとは
- 2 情報モデルの概要
- 3 関連項目
情報モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:44 UTC 版)
詳細は「情報モデル」を参照 情報モデルは、データモデルの一つのタイプではないが、一つの代替モデルより多いかまたは少ない。ソフトウエア工学の分野でのデータモデルと情報モデルの両方は、特性、関連、およびそれらで実行され得る操作を含め、エンティティ・タイプの抽象であり、公式表現である。モデル内のエンティティ・タイプは、ネットワーク内の機器のような、実世界のオブジェクトの種類かもしれないし、またそれらは、勘定システム内で使われるエンティティのような、抽象化されたそれら自身かもしれない。典型的に、それらは、エンティティ・タイプ、特性、関連、および操作の閉じたセットによって記述される、制約されたドメインをモデル化するのに使われる。 Lee(1999)によれば 、情報モデルは、選ばれた概説のドメインのデータ意味論(data semantics)を規定する、概念、関連、制約、ルール、あるいは演算子の表現である。 それは、そのドメインの文脈のための共有性、安定性、および情報要求の組織化された構造を提供する。一般的用語情報モデルはさらに、施設、ビルディング、プロセス・プラントなどのような、個々のもののモデルのため使われる。このような場合、概念は、ファシリティ情報モデル(Facility Information Model)、ビルディング情報モデル(Building Information Model)、プラント情報モデルなどと特定される。そのような情報モデルは、施設についてのデータと文書を伴う施設のモデルの統合である。 情報モデルは、どのようにその記述がソフトウエアにおいて実際の実装にマップされたかの記述を制約することなく、問題ドメイン記述の形式主義を提供する。情報モデリングのマッピングには多くもものが存在する。そのようなマッピングは、それらが(UMLを使った)オブジェクトモデル(object model)、実体関連モデル、または XMLのスキーマ(XML schema)であるかどうかにかかわらず、データモデルと呼ばれる。
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情報モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 23:59 UTC 版)
NGSI-LD情報モデルは、2000年代初頭からグラフデータベース (graph databases) の非公式の最小公分母モデルとして登場した、プロパティグラフモデルのデジュール標準化団体 (de jure standards organization) による最初の正式な仕様と見なすことができます。 コアコンセプトは次のとおりです: プロパティグラフは、有向リンクで接続されたノード (頂点, (vertices)) で構成される有向マルチグラフ (directed multigraph) であり、ノードとアークの両方に複数のオプションのアタッチされたプロパティ (つまり属性) があります。 プロパティ (オブジェクトモデルの属性と同様) は、任意のキーとバリューのペアの形式を持ちます。キーは文字列であり、バリューは任意のデータ型です。RDFグラフとは対照的に、プロパティはグラフの弧ではありません。 リレーションシップはグラフの円弧 (有向エッジ, directed edges) であり、常に識別子、開始ノード、および終了ノードがあります。 NGSI-LD メタモデル (meta-model)は、RDF/RDFS/OWLに基づいて、また部分的にJSON-LDに基づいて、これらの基本的な概念 (エンティティ、リレーションシップ、プロパティ) を正式に定義します。 NGSI-LDエンティティは、NGSI-LDを使用する計算プラットフォームの外部で、現実の世界に存在することになっている何か (指示対象, referent) の情報代表です。この指示対象は、厳密に物理的なもの (法的または管理上のエンティティである可能性があります) である必要はなく、自己完結型 (分散システムレベルの構成である可能性もあります) である必要はありません。このようなエンティティのインスタンスは、IRIによって一意に識別され、1つ以上のNGSI-LDエンティティタイプへの参照によって特徴付けられると想定されています。プロパティグラフ言語では、ノードです。 NGSI-LDプロパティは、特性であるNGSI-LDバリューを、NGSI-LDエンティティ、NGSI-LDリレーションシップ、または別のNGSI-LDプロパティのいずれかに関連付けるインスタンスです。プロパティのプロパティは明示的に許可されており、たとえば特定の測定値の精度を表現することなどに使用することを推奨されています。 NGSI-LDリレーションシップは、NGSI-LDエンティティ、NGSI-LDプロパティ、または別のNGSI-LDリレーションシップである可能性のあるサブジェクト (開始点) と、NGSI-LDエンティティのオブジェクト (終了点) の間の有向リンクです。プロパティからエンティティへのNGSI-LDリレーションシップは、たとえば、プロパティがそのエンティティによって測定されたことを表すために使用できます (測定の来歴, Provenance) 。 NGSI-LDバリューは、JSON値 (つまり、文字列、数値、trueまたはfalse、オブジェクト、配列)、またはJSON-LD型の値 (つまり、値の字句形式としての文字列と型、XSD基本タイプまたはより一般的にはIRIによって定義されます)、またはJSON-LD構造化値 (つまり、セット、リスト、または言語タグ付き文字列)。 NGSI-LDタイプは、NGSI-LDエンティティ、NGSI-LDリレーションシップ、NGSI-LDプロパティ、またはNGSI-LDメタモデルで定義されたNGSI-LDバリュークラスのいずれかのサブクラスであるOWLクラスです。NGSI-LDは少数のタイプを事前定義しますが、それ以外の場合はユーザーが定義したすべてのタイプに開放されています。 このメタモデルを補完するNGSI-LD情報モデル仕様は、エンティティの空間的、時間的、またはシステム構成特性に関連する主要な構成を定義するクロスドメインオントロジー(cross-domain ontology)も提供します。
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