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半七捕物帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/01 09:07 UTC 版)

半七捕物帳』 (はんしちとりものちょう) は、岡本綺堂による時代小説で、捕物帳連作の嚆矢とされる。

かつて江戸岡っ引として、化政期から幕末期に数々の難事件・珍事件にかかわった半七老人を、明治時代に新聞記者の「わたし」が訪問し、茶飲み話のうちに手柄話や失敗談を聞きだすという構成で、旧幕時代の風俗を回顧しながら探偵小説としての謎解きのおもしろさを追求する趣向の小説である。作中で「捕物帳」とは町奉行所の御用部屋にある当座帳のようなもので、同心与力の報告を書役が筆記した捜査記録をさしている。

近代日本における時代小説探偵小説草創期の傑作である。1917年大正6年)博文館の雑誌「文芸倶楽部」で連載が始まり、大正年間は同誌を中心に、中断を経て1934年昭和9年)から1937年(昭和12年)までは講談社の雑誌「講談倶楽部」を中心に、短編68作が発表された。なお登場人物が関連する外伝的な長編1作を含め計69作とみなす場合もある。




  1. ^ 文庫解説もした都筑道夫は、後続の捕物帳の多くがそのミステリ的側面を継承し得ていないことを嘆いて『なめくじ長屋』シリーズを執筆した。
  2. ^ 縄田一男「編者解説」『八百八町の名探偵 : 捕物帳小説集』講談社、1994年、242頁。
  3. ^ その事が書かれている外部ページ(東海ラジオ番組審議会・2009年10月の番組改編より)


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