他鉄道事業者への譲渡
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「東急5000系電車 (初代)」の記事における「他鉄道事業者への譲渡」の解説
岳南鉄道への譲渡車両 長野電鉄への譲渡車両 熊本電気鉄道への譲渡車両 松本電気鉄道への譲渡車両 福島交通への譲渡車両 デハ5001の車内(2008年12月17日撮影) デハ5001の運転席(2008年12月17日撮影) 東急で運用を離脱した後に、旧型車の置き換え・サービス向上のために64両が長野県や福島県、熊本県などの私鉄に譲渡された。これだけ大量の車両が譲渡された理由として、車齢が浅かったことのほか、軽量のため橋梁など重量制限のある構造物への支障がない、1M方式のため短編成が組みやすいなどの特徴から、地方私鉄でも導入しやすい車両であったことが挙げられる。しかし上述した欠点や、直角カルダン駆動の保守部品調達も難しくなってきたことから、京王3000系などに代替された。最後まで残っていた熊本電気鉄道の1両の運用も2016年(平成28年)2月14日をもって終了し、譲渡された車両全てが営業運転を終えた。 以下に譲渡車両の一覧を記す。詳細は各車の記事を参照。 長野電鉄 2500系・2600系 長野線の一部区間地下化に伴い1977年(昭和52年)から1985年(昭和60年)にかけて2両編成(2500系)10本、3両編成(2600系)3本の計29両を譲渡した。塗色変更により長野電鉄の従来の車両と同様赤色基調の塗装となり、「赤ガエル」と呼ばれた。1998年(平成10年)までに廃車となっている。 福島交通 デハ5000形(2代目) 1980年(昭和55年)と1982年(昭和57年)に2両編成2本4両を譲渡した。1991年(平成3年)に飯坂線の昇圧により7000系に置き換えられ、その他の同社在来車両とともに廃車となった。 岳南鉄道 5000系 1981年(昭和56年)に2両編成4本を譲渡し、同社の旧形車両を全て置き換えた。先頭車両が不足したため一部の先頭車は中間車の改造により製作しているが、外観はもとからの先頭車とほぼ同じである。1997年(平成9年)に7000形に置き換えられ、予備車として残っていた編成も2006年(平成18年)に廃車となり、後に解体された。 熊本電気鉄道 5000形 1981年に2両編成1本を譲渡し、続いて1985年に先頭車4両を両運転台化・ワンマン運転対応化改造の上で譲渡した。両運転台化改造された4両は新設した運転台の側の前面形状が切妻貫通型となっている。両運転台化改造を施した車両が北熊本駅 - 上熊本駅間の区間運転用として運用されていたが、2015年3月16日より運行開始した01形に置き換えられ、2016年2月14日をもって運用を終了した。 上田交通(現・上田電鉄) クハ290形・5000系 1983年(昭和58年)にサハ5350形2両を制御車に改造し、クハ290形として導入した。元の車体構造を残したまま運転台を取り付け前面形状は非貫通型とし、「平面ガエル」と呼ばれた。その後1986年(昭和61年)に別所線が昇圧されたためクハ290形は他の旧形車とともに廃車となり、トップナンバーのデハ5001を含む2両編成4本を譲渡した。1993年(平成5年)に7200系に置き換えられ廃車となっている。 松本電気鉄道(現・アルピコ交通) 5000形 1986年(昭和61年)に2両編成4本を譲渡し、同時に昇圧も実施して従来の車両を全て置き換えた。後に2両が両運転台化されたが、3000形の導入により2000年(平成12年)までに全廃された。 また、台車(TS301)が伊豆急行と西日本鉄道(西鉄)に譲渡されている。伊豆急行には1982年に譲渡され、サハ173・174がこの台車に振り替えられた。西鉄には1986年に譲渡され、宮地岳線(現・貝塚線)の120形のカルダン駆動化に使用された。1991年に120形が廃車となった後は天神大牟田線から転属した600形に転用された。伊豆急行・西鉄ともに現在では台車は廃棄されている。
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他鉄道事業者への譲渡
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「東京都交通局6000形電車 (鉄道)」の記事における「他鉄道事業者への譲渡」の解説
三田線での営業運転は終了したが、現在も一部編成が譲渡車として以下の鉄道会社で使用されている。 熊本電気鉄道 - 6000形(10両 - 6101・6111・6211・6221・6231編成の1・8号車) 秩父鉄道 - 5000系(12両 - 6191・6241・6251・6261編成の1・6・8号車。他に部品取り車2両) その他、政府開発援助(ODA)の一環としてインドネシアへ計72両が無償譲渡されており、同国への日本の中古車両譲渡の先駆けとなった。 保存車両としては、東京消防庁立川消防施設に訓練用として車体短縮改造・座席改造を受けた先頭車両(6051)と、群馬県館林市の高田産業に倉庫としてこの切断分(東京都八王子市の京王重機整備経由)が残存している。他に千葉県佐倉市の「佐倉草ぶえの丘」にも、冷房を搭載しないまま1999年まで予備車として残存した6145と6146が静態保存されている。
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「東急8500系電車」の記事における「他鉄道事業者への譲渡」の解説
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