ボディカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 10:40 UTC 版)
ボディは、運転席を戦闘機のキャノピーみたいな形状にしたウエッジシェイプのサイドラジエターで、フロントタイヤの前に左右対象のウイングを配置した時代の最先端を行くデザインを採用した。
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ボディカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/01 03:46 UTC 版)
GRD-S72はウエッジシェイプのボディカウルを採用し、ボディカウル全体でダウンフォースを確保し、不足するダウンフォースをハイマウントされたリアウイングで確保する空力対応であった。 これに対してシグマは、GRD-S72より前面投影面積を減少させフロント荷重を確保するためにフロントノーズ部分とリアウングでダウンフォースを確保し、他の部分ではドラッグを低下させる空力対応で、ボディカウルはできるだけ表面の凹凸を少なくしている。特にリアウイングは、ウイング形状とウイングマウントの全面変更を行い、GRD-S72より低い位置にマウントされた。このローマウントリアウイングによって、GRD-S72よりドラッグを減少させると同時にダウンフォースを増加することに成功した。
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ボディカウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:15 UTC 版)
MC73よりドラッグを低下させる空力対応で、当時6kmものストレート(ユノディエール)を持っていたル・マン(サルト・サーキット)でのストレートでの最高速度を向上させることを目的に、ドラッグを低下させたサイドラジエターのセミロングテール・マシンとしてデザインされた。 ノーズは、全体的に丸みをおび、Z軸の投影面は、小判型に整えられている。特にフロントのフェンダの両側は、大きなRを撮っている。フロントの立ち上がりは、センター部分は、約30°、フェンダー部は約40°でウエッジとダルノーズが巧みに融合され、フェンダー部とセンター部の段差は、滑らかな曲面でつないで、ドラッグを低減させている。ノーズに衝突するエアの一部をウエッジ面に導いてダウン・フォースを確保して、適度に左右に振り分けて安定性を増している。 ボディ上面は、曲面が多用されているにもかかわらず、ほとんどフラットに仕上がっている。フロント・フェンダー部のふくらみは、わずかでエアスリットが設けられて、リア・フェンダー部分は、ボディ全体が後方にせり上げっているおかげで、カウル天面での凸面がない。ボディ上面がフラットで、しかも約5度の勾配でせりあがる形状で、ボディ・カウル全体で駆動輪のダウンフォースを確保する、ロータス72的なウエッジ・シェイプの概念で、ウイングやスポイラを使用しない目論見である。 シグマは、セミロングテールを採用して、マシン後部の後流の乱れを最小限に抑え、マシンの両サイドに巻き込む気流は、阻止せずに流すことにした。ただし、そのまま空気を側面に流すとタイヤハウスに巻き込まさせると抵抗源になるので、ホイールアーチにタイヤの側面の約25%をカバーするスカートを設け、側面空気の流入を防止している。 セミロングテール部分は、左右のリアフェンダー部分のみを後方に延長して、フラットデッキ部は、フェンダー部を接続する翼のように薄く成形され、リアタイヤの後方乱流を抑え、デッキ部後端は、翼後縁のように整えられている。 リアサイドビューは、まったく飛行機の胴体後部そのものであり、後端には垂直尾翼が備えられて、方向安定性を高めて テールデッキ後端の跳ね上がった部分をスポイラとして効果させるために設けられている。双胴型のリアフェンダに挟まれたリアデッキの下方に、大小のエア排出孔が口を開いている。この部分は、通常巨大な負圧発生地帯であり、最大の抵抗発生源となるが、負圧を減少させるために、この排出孔からカウル内部のエアを補給する。うまい具合に、ロングテールカウルの内部には、小さなスペースのREしかないので、空気流量はたっぷり確保できる。 リアカウル内部、ギアボックス上にタンデム・マウントされたオイルクーラとトランスミッション・オイルクーラが設置され、このクーラの冷却は、リアデッキ上の巨大なNACAスクープから導入されたエアが行う。この冷却気やサイドラジエタを通り抜けたホットエアは、ほとんどリアの排出孔から外部に吸いだされる。 空気抵抗の発生源として無視できないのが、ドライバーのヘルメットやロールバーなどだ。この後流をどのようにうまく整流するかがレーシングカーの大きな課題となる。シグマは、ロールバー覆いは、用いずにドライバーのヘルメット後方にバルジ(整流カウル)を設けて渦流発生を防ぐという方法をとった。またこのバルジは、単にヘルメットの後方渦流発生を防ぐだけではなく、バルジの周囲に開口部を設けて、ヘルメット頭頂部で加速された気流を導入して、インダクションエアとして、利用している。前述のリア排出孔からカウル内部のエアが吸いだされるので、カウル内部への補給気孔としての効果も相剩され、小さな開口部のわりには効果が大きい。フロントには、耐久レース用として、ヘッドライトとスポットライトを2連装とさらにターンシグナルランプも備えている。 ボディカウルは、基本的に5ピース構成だが、左右のドアは、ノーズカウルと一体脱着が可能で、ロールバーとサイドシル部分の一体センターカウルを残して、ノーズカウルとリアカウルを残して、ノーズカウルとリアカウルは容易に脱着ができる。ヒンジ部分は、すべてボディ外面に設けられているので、ロングテールマシンとしては、異例に高い整備性を持っている。
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ボディ・カウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:35 UTC 版)
ボディは、空気抵抗が少なく、前後のウイングでバランスをとることを考慮したデザインになっている。 ボディカウルは、ウェッジ型を採用せず、なるべくボディ表面の気流を乱さない滑らかな曲線や曲面を多用し、ノーズ・カウルは、ワニの頭部のようにダルで先細りのユニークな形となった。この形で、ノバ02は、「フライング・アリゲーター」と呼ばれるようになった。 その先端にフロント・ウイングが1本のステーで搭載されている。フロント・ウイングは、縦横比の大きな対象翼断面を採用している。 リア・ウイングは、リアアクスルから1m後方に配置され、幅1000mと日本でのアルミ板の規格が狭いので、翼長(前後長)を長くとり、左右の翼端整流板を大型化して、ダウンフォースを確保している。
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