フラウロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/02 00:55 UTC 版)
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概要
ハウラス(Hauras)、ハウレス(HauresまたはHavres)とも呼ばれる[1]。『ゴエティア』によると、72人の魔神の一人で、36軍団を率いる序列64番の地獄の大公爵。『悪魔の偽王国』によると、20軍団を率いる強力な公爵である[2]。
召喚すると、最初は恐ろしく力強い豹の姿で現れるが人間の姿も取る。炎のような目を備えた恐ろしい表情をしているとされ、コラン・ド・プランシーが書いた『地獄の辞典』の挿絵では、立ち上がった豹人間のような姿で描かれている。
過去、現在、未来全ての質問に対して正しく答える力を持つが、魔法陣の三角形の中にいないとフラウロスは必ず嘘をつく[3]。魔法陣の中にいるときは、世界の創造や神聖な事柄、さらには、いかにして悪魔が堕天したのか喜んで語る。また、召喚者の敵を全て焼き尽くす力を持つ。命じれば他の悪魔たちによる誘惑から守ってもらうこともできる。
脚注
参考文献
- グスタフ・ディヴィッドスン 『天使辞典』 吉永進一訳、創元社、2004年。ISBN 4-422-20229-4。
- フレッド・ゲティングズ 『悪魔の事典』 大瀧啓裕訳、青土社、1992年。ISBN 4-7917-5185-X。
- コラン・ド・プランシー 『地獄の辞典』 床鍋剛彦訳、講談社、1990年。ISBN 4-06-201297-9。
- Mathers, S.L. MacGregor and Crowley, Aleister, The Lesser Key of Solomon(1904), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Waite, A.E., The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Weyer, Johann, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集・解題・注釈、ラテン語原文、レジナルド・スコットの英訳)
- Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集、英文)
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フラウロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 10:12 UTC 版)
「サイレントヒル (1999年のゲーム)」の記事における「フラウロス」の解説
正三角錐の物体。教会でダリアの手から意味不明な言葉と共に、お守りと称してハリーに渡される。その実体は、アレッサの力を奪い動きを封じるための道具であった。『ゼロ』にも登場する。
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