サブアイテム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:25 UTC 版)
上記の装備以外で、主にサムスの走破能力を強化する補助装備。主に、移動に関する能力が向上する。 パワーグリップ 足場や壁のカドに掴まることができる。『ゼロミッション』のみアイテムとして登場。 アクションそのものは先に『フュージョン』で登場しており、「軽量化されたフュージョンスーツの特性上、同様の能力を使用することが可能」とされていた。同作では天井や壁の梯子を移動することもできる。 『アザーエム』及び『サムスリターンズ』では最初期の段階からカドに掴まることが可能であり、『ゼロミッション』以降のスーツの標準装備となっているのか、設定が変更されたのかは現時点では不明。 『プライム3』では、グラブレッジと呼ばれる特殊な磁力を帯びた緑色の金属プレートに、スペースジャンプして接触すると、パワードスーツの金属に反応して上昇磁力流が発生、崖の上に登ることができる。 ハイジャンプ(ハイジャンプブーツ) サムスの跳躍力を増強させ、通常より高くジャンプできるようになる。『メトロイドII』以降の2D作品で登場。 『ゼロミッション』及び『フュージョン』では、モーフボールでもジャンプできるようになる。 スピードブースター 一定時間・距離を走り続けると超高速で移動できる他、ダッシュ中に接触した特定の物質を破壊したりすべての敵に大ダメージを与えることができる。高速ダッシュ中は無敵状態であり、回転ジャンプした場合は、着地まで攻撃判定が持続する。段差の多い場所では使用できない。『スーパー』以降の2D作品、及び『アザーエム』で登場。 パワードスーツの脚部に搭載されるブーツ型の装備だが、『アザーエム』『ドレッド』では、発動直前に後背部のブースター部分が点火される描写がある。発展技であるシャインスパークの詳細については後述する。 『ドレッド』ではボタン入力を行ってから走る必要がある。ジャンプ・スライディングやキッククライムの他また、スライディングを経由してモーフボール状態になっても維持される。また、通常では滑り落ちてしまう急斜面や、押し戻される突風の中でも駆け上がることができる。 スペースジャンプ(スペースジャンプブーツ) 回転ジャンプ中に再び連続ジャンプすることができる。『メトロイドII』で初登場。 『メトロイドII』及び『スーパー』では、回転ジャンプの最頂点に到達しなければ発動することができなかったが、『フュージョン』では、回転ジャンプ中ならいつでも発動することができる。 『アザーエム』でも登場。基本的には従来の2D作品と同様の性能だが、上昇能力は失われ、ほぼ一定の高度を移動するのみになる。 『ゼロミッション』でも登場するが、初期のスーツでは「未詳アイテム」と表記され、「伝説のパワードスーツ」を取得するまで使用出来ない。 『プライムシリーズ』でも登場。推進エネルギーを噴射する初期装備機能で2段ジャンプが限界だが、ジャンプするタイミングにより、飛距離や高さを調節することができる。スピンブースト 『ドレッド』のみ登場。回転ジャンプ中に再び一度だけジャンプができる。スペースジャンプの機能縮小版、スペースジャンプ取得後消滅する。 スクリューアタック 回転ジャンプ中に強力な高速回転エネルギー波が発生する。回転ジャンプによる体当たりによって特定の物質を破壊したり、ボス以外の大半の敵を一撃で倒すことができるほか、回転ジャンプ中はほとんどの接触ダメージも受けなくなる。初代『メトロイド』からほとんどの作品に登場する。 『ゼロミッション』『スーパー』『フュージョン』では、それぞれエフェクトが異なる。 『ドレッド』では、殆どの攻撃が通らない電撃を纏った敵を倒すことができる他、回転ジャンプ中は敵の電撃攻撃を受けなくなる。 『プライム2』及び『プライム3』でも登場。スペースジャンプ後に最大5回まで連続回転ジャンプが可能。空中を直進して長距離移動できる他、接触した物質や敵に大ダメージを与えることもできる。またキッククライムウォールと呼ばれる特殊な金属製の壁面に対してスクリューアタックで接触すると、瞬間的に大きい摩擦力が発生して一時的な静止状態となり、再度反復することで壁の間を蹴って登ることができる。 『プライムシリーズ』と『サムスリターンズ』では、耐久力が高い敵は倒せず、こちらもダメージを受けることが多い。 なおスクリューアタックのアイテムマークは、サムス自身およびメトロイドシリーズのシンボルマークにもなっており、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』でも上必殺ワザとして使用されている。また『プライムシリーズ』では、鳥人族と友好関係にあったルミナス・ブリオニアンの両種族に贈呈された装備が登場するが、パワードスーツのアイテムマークとの混同を防ぐため、デザインが少し変更されている。 グラップリングビーム 特殊な磁気を帯びたロープ状のビームであり、特定の磁気を帯びた物質や同調した磁力を纏う生物に対してぶら下がることができる。『スーパー』で初登場。 『スーパー』では、アームキャノンから発射されるため、他の攻撃能力との併用はできないが、一部の敵を一撃で倒すことができる。また特定の漏電している箇所にグラップリングビームを接続することで、サムス諸共接触している敵を感電させられる(自虐的な例外行為だが、有効な敵も存在する)。 『アザーエム』では、特定の装置や一部の生物をロックオンすることでアームキャノンから発射し使用できる。 『プライムシリーズ』でも登場。発射装置が左腕に装着され、天井や枝などに設置されたグラップルポイントと呼ばれる特定箇所にぶら下がることができる。『プライム1』のみグラップリング中、アームキャノンは使用できない(wii版でも同様)が、『プライム2』及び『プライム3』では改善され使用可能になっている。発射装置は『プライム』では左前腕を覆うほどの大きさだったが『プライム2』では小型化され、『プライム3』では、発射装置が完全に手の甲に一体化されている(Wiiの仕様上、サムスの発射する動きと、Wiiリモコンのヌンチャクを振る動きを同期させ、臨場感を出すため)。また能力が3つに分割されており、それぞれ別に入手する必要がある(括弧内の英語は海外版の名称)。 『ドレッド』ではぶら下がるだけでなく、特定の磁気を帯びた青い物体を引っ張ることで破壊、あるいは移動させる事が出来る。グラップリングビーム(Grapple Lasso) 特定の対象物にグラップリングビームを接続して、対象物を引っ張ることができる。黄色の光沢がある物質に対して使用可能であり、敵の装備している防楯、ゲートシールドなどを排除することができる。なお(Lasso)とは、「投げ縄」という意味を持つ。 グラップリングスイング(Grapple Swing) 従来のグラップリングビームに相当する拡張機能。ぶら下がっている間は方向転換が可能な他、アームキャノンによる射撃もできる。 グラップリングボルテージ(Grapple Voltage) 特定の対象物にグラップリングビームを接続している間、サムスの体内エネルギーを送り込んで、特定の装置にエネルギーを供給したり、逆にエネルギーを吸収することで、セキュリティロックの電源を奪って機能停止させることができる。 バウンティハンターガンドレイダが所持していた装備を入手することで、紫色の光沢がある物質に対して使用可能となる。対象物と自身のエネルギーのやり取りを行うため、吸収中は体力が回復し、供給中はダメージを受けるという形になる。 エネルギー転送モジュール ルミナス族のエネルギー制御装置から、惑星エネルギーを抽出・変換することができる。またイング族のスナッチ攻撃を防御する機能も持つ。 『プライム2』のみ登場したルミナス製のテクノロジー。サムスの体内に取り込まれ分子構造レベルでパワードスーツと同化する、特殊なデバイスとなっている。 グラビティブースト 水中でジャンプボタンを押し続けると、一定時間ゆっくり浮上することができる。また水中の抵抗を無効化して、バイザー機能の視界も鮮明になる。なお、水中上昇機能は水中でのみ使用できる。 『プライム2』のみ登場したルミナス製の装備。パワードスーツをダークスーツ・ライトスーツに統一するため、従来のグラビティ機能をサブアイテムとして登場させたもの。 シップミサイル サムスのスターシップに搭載可能な、極めて加害力の大きいミサイル。コマンドバイザーで、特定の対象物を照準するとスターシップにミサイルの射撃命令を送信できる。主に通常火器では排除不能な高硬度のモルジウム合金製の物質を排除できる。 『プライム3』のみ登場。サムスが目標を照準すると別の地点にいるスターシップが近接航空支援を行うが、この機能は一部の屋外エリアでのみ使用できる。 シップグラップリング サムスのスターシップに装備可能な、専用の大出力グラップリングビーム。コマンドバイザーで、特定の対象を指向するとスターシップに荷物の持ち上げ、または卸下の命令を送信することができる。人力では持ち上げができないほど重たい巨大物質を輸送できる。 『プライム3』のみ登場。主に重量品の運搬に運用されるが、荷物の運搬中は他のコマンドと併用できない。そのため、シップミサイルを使用する場合はグラップリング機能を中断して、荷物を元の位置に返還する必要がある。 Xレイスコープ 地形に隠された通路や、破壊可能な物質を透視することができる。『スーパー』のみ登場。 ただし使用中は移動することができない他、すべての隠し通路を視認できる訳ではない。 なお、使用中は時間が停止する仕様を利用して、敵にプラズマビームが重なった状態でスコープ機能のon/offを繰り返すと、連続ヒットするというバグ技が存在する。 パラライズガン(パラライザー) 自動でエネルギーが充填される、護身用の短銃。弾数は無制限で、最大エネルギー充填射撃により、敵を一定時間麻痺させる効果を持つ。またブロックに対してはボムと同様の効果を持ち、加害可能な物質を判別・破壊することができる。連射性は高いが、あくまで緊急時に使用する物であり、最大パワーでないと敵を麻痺できず、ダメージを与えることは一切できない。『ゼロミッション』で初登場。 サムスが個人的に所持していたビームハンドガンであり、スターシップを撃墜されたことで、極度の精神状態(パワードスーツ装着不可)に陥ってしまったサムスが、スペースパイレーツのマザーシップに潜入した際に使用。『アザーエム』でも自爆寸前のボトルシップから脱出する際に限って使用することになる。今作ではチャージは自動ではなく通常のチャージビームと同様の手動入力となっている。フルチャージ状態でなくとも敵をスタンさせることができるが、持続時間はチャージ状態に比例する。 『ゼロミッション』の作中における名称ではハンドガン、開発スタッフの質問コーナーではパラライズガン、『アザーエム』ではパラライザーと名称が決まっていない。また『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降でのパラライザーは、プラズマウィップ(鞭)の機能が追加されており、近接戦闘用の小火器として使用できるようになっている。 スパイダーマグネット 『ドレッド』のみ登場。青く光っている壁や天井(マグネットサーフィス)に張り付いて登れるようになる。スパイダーボールの、モーフボールにならないマイナーチェンジともいえる。張り付いた状態からは射撃やメレーカウンターができる。
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