キャスター陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:54 UTC 版)
「Fate/Zero」の記事における「キャスター陣営」の解説
雨生龍之介(うりゅう りゅうのすけ) 声 - 石田彰身長:174cm、体重:65kg、血液型:B型、誕生日:1月31日 キャスターのマスターで、美を追求して殺人を繰り返すシリアルキラー。外見は優男である。 実の姉を含め既に40人を超える殺人に手を染めているが、卓越した証拠隠滅と捜査撹乱の才能によって警察の捜査を逃れており、中には事件として発覚・立件すらされていないケースまである。 殺人に対するマンネリズムとモチベーション低下に悩んでいたところ、実家の倉で見つけた「悪魔を呼び出す」という古文書の記述を用いて儀式殺人を行い、偶然にもキャスターを召喚する。自身の家系がかつて魔術師であったことは全く知らなかったが、召喚によって魔術回路も開かれている。 キャスターを殺人の師と仰ぎ意気投合する。信仰心は無いが「世界の脚本を書いている存在」として神の存在を確信し「神は人間賛歌も絶望も等しく愛しており、故に礼賛も冒涜も信仰として受け止め、そんな世界を延々と創り続けているのだから、この世界は神の愛に満ちている」という独自の哲学を持っており、キャスターを敬服させる。享楽的芸術的殺害という共通目的があるため、最も凶悪であるにも関わらず、聖杯戦争に参加する7組の中で最もマスターとサーヴァントの結束が固いという皮肉な結果となる。キャスターが「海魔」を召喚した際、野次馬の中で騒いでたところを切嗣に狙撃され、求めていた死というものが他でもない自分自身の中にあったという答えを見いだし、自身の死に深い満足を覚えながら死ぬ。 キャスター(Caster) 声 - 鶴岡聡身長:196cm、体重:70kg、血液型:不明、誕生日:不明、属性:混沌・悪 パラメータ: 筋力:D 耐久:E 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:A+ クラス別能力:陣地作成:B、道具作成:- / 保有スキル:精神汚染:A、芸術審美:E- 龍之介が遊び半分で行なった儀式によりはからずも召喚してしまったサーヴァント。 真名は英仏百年戦争のフランス軍の元帥、ジル・ド・レェ。 触媒を用いない召喚であったことから、龍之介の精神性に近い人を殺すことに異常な美学を持っており、犠牲者を材料にして吐き気を催すような工芸品を創作する龍之介には「青髭の旦那」と慕われ、キャスターもまた殺人鬼である龍之介に敬意を表している。 宝具能力に特化した召喚師(サモナー)で、キャスターのクラスが保有する道具作成のスキルと引き換えに顕現し、それ自体が魔力炉の役割を担う宝具「螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)」。「螺湮城」は中文で『ルルイエ』のことであり、本書の正体はジル・ド・レェが親交を持っていたとされるフランソワ・プレラーティが訳者であると設定され、クトゥルフ神話のフィクション作品に登場する架空の書物『イタリア語版ルルイエ異本』であることが強く示唆されている。これにより、海魔の魔力を循環させた無制約な召喚魔術が可能であり、事実上底なしの魔力を有する。 キャスターのクラスである陣地作成の能力は保有しているが、生前は魔術師でなかったために魔術の秘匿については無頓着であり、ウェイバーの初歩的な錬金術によって工房を発見されている。 敬愛し崇拝し、再会することが自身の宿願であったジャンヌ・ダルクがセイバーであると思い込んで付け狙う。聖杯戦争のルールを無視して大っぴらに児童の誘拐・殺人を繰り返したため、監督役の璃正から危険視され、各マスターの討伐対象となる。工房をライダーに破壊された後、龍之介の独特の哲学と信仰に感銘を受け、冬木市中心部の未遠川にて巨大な「海魔」を召喚し暴走する。龍之介の死後も彼との約束である「最高のCOOL」を手向けるため暴走するが、セイバーの「約束された勝利の剣」によって海魔もろとも消滅する。 最後に受けたセイバーの剣の光が、かつてジャンヌと共に歓喜の祝福を受けた光と重なり、かつての高潔な精神を涙と共に思い出しながら消滅していく。 実は2人の殺人の趣向は噛み合っておらず、下手をすれば出会い頭に龍之介が殺されていたという旨が奈須により語られている。
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キャスター陣営
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「Fate/strange Fake」の記事における「キャスター陣営」の解説
オーランド・リーヴ(Orlando Reeve) キャスターのマスター。スノーフィールドの警察署長を務める魔術師の男性。ファルデウスに与しているいわば聖杯戦争の主催側の人間であり、偽りの聖杯戦争を正義と断じている。その職権を駆使してスノーフィールド市内に監視の目を張っている。キャスターによって製造された宝具を選抜された部下たち「二十八人の怪物(クラン・カラティン)」に持たせ、「人間による英霊の打倒」という作戦を立案している。 警察署全体を自身の工房へと変化させており、特殊な銃弾によって悪霊や魔獣の召喚といった様々な術式を起動させられる。また、キャスターが製作した宝具の日本刀も使用する。 キャスター 偽りの聖杯戦争における魔術師のサーヴァント。気さくな性格で食事や女性など豪遊を好み、マスターであるオーランドを兄弟と呼ぶ男性。現代に良く溶け込んでおり、与えられた作業の傍らインターネットで情報の収集を行っている。聖杯にかける願いは特に持っておらず、聖杯戦争の過程と結末におけるドラマを求めている。 真名は19世紀のフランスの小説家アレクサンドル・デュマ。生前に剽窃騒動で「本物よりも俺のほうがおもしれぇだろ?」と言った故事から「本物を越える贋物を作成する」という能力を持ち、オーランドからは専ら「二十八人の怪物」の武器となる宝具の昇華に没頭するように命じられている。自身は脚本の修正が得意と主張しており、またオーランドも知らない宝具があると述懐している。事実、彼の扱うパソコンには普通であれば手に入れることができない聖杯戦争に関わる情報が浮かび上がっている。 宝具は既存物の逸話を改稿して疑似宝具を作成する「遥か終わらじの食遊綺譚(グラン・ディクショネール・ド・キュイジーヌ)」と、特定対象者の力を底上げさせる支援型の「銃士達よ、風車に挑め(マスケティアーズ・マスカレイド)」。 ジョン・ウィンガード 「二十八人の怪物」の一人である警官。28歳。ジェスターに襲撃された時に右手を奪われてしまう。それでも警官としてジェスターのような人物には負けるわけにはいかないと戦意を表明し、義手を求める。キャスターは彼のためにヒュドラの毒短剣を下地にした贋作宝具を『改稿』している。 キャスターによれば、魔術師の家系の次男で幼少期に母を亡くした経験をきっかけに警官を志したとされるが、ジョン本人はただの「復讐」と自虐している。 ヴェラ・レヴィット 「二十八人の怪物」の一人。オーランドの秘書官的な女性警官。
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