ツブ
(螺 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 22:13 UTC 版)
ツブ(螺)はさまざまな定義があるが、狭義ではエゾバイ科のエゾボラ属及びエゾバイ属に属する巻貝の総称であり[1][2]、広義にはフジツガイ科のアヤボラなどを含めることもある[3]。以上のように特定の種や分類群を指すわけではなく、「ツブ」や「ツブガイ」という標準和名の貝もない。ツブ貝、つぶ貝とも言い、古名としてはツビ、ツミなどがある。これらの貝類は唾液腺にテトラミンと言う毒素を持つ種類があり、該当部位を正しく除去せず食べると食中毒を発症することもある。
- ^ “ツブ貝の喫食に伴う食中毒の予防について”. 宮城県 (2016年11月30日). 2022年1月13日閲覧。
- ^ “テトラミン(ツブ貝)による食中毒”. 札幌市 (2017年8月29日). 2022年1月13日閲覧。
- ^ “つぶ貝による食中毒にご注意を!!”. 岩手県 (2017年8月29日). 2019年2月20日閲覧。
- ^ 藤永克昭, 尾山康隆「エゾボラ Neptunea polycostata の繁殖生態,特に成熟サイズ,生殖周期と性比について」『日本水産学会誌』第73巻第2号、日本水産學會、2007年3月、256-262頁、doi:10.2331/suisan.73.256、ISSN 00215392、NAID 110006271467。
- ^ “あおもり今・昔58 -自然よもやま話-”. 青森市. 2022年1月13日閲覧。
- ^ 新藤哲也, 牛山博文, 観公子, 齋藤寛, 桑原康裕, 上原真一, 安田和男「イオンクロマトグラフィーによる巻貝(軟体動物)中テトラミンの分析及び調理による消長」『食品衛生学雑誌』第41巻第1号、日本食品衛生学会、2000年2月、11-16頁、doi:10.3358/shokueishi.41.11、ISSN 00156426、NAID 10009304237。
- ^ https://www.akindo-sushiro.co.jp/takeout/order.html (回転寿司チェーン店あきんどスシローでの一例)
螺
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螺
「螺」の例文・使い方・用例・文例
- 牝螺旋
- 男螺旋と女螺旋
- 螺鈿細工
- 螺の壺焼
- 蠑螺のような挙骨
- 蠑螺{さざえ}の壺焼き
- 左から右へ上向きに螺線状になる
- 右から左へ螺旋になって上昇する
- 火器の銃身の内側に螺旋状の溝を掘ること
- 先端が丸く多数の鞭毛を持つ螺旋状、曲線上、あるいは一直線の好気菌の属
- 堅い螺旋状に曲がった細長いバクテリア
- 3つから5つの波形の螺旋がある小さな柔軟な寄生スピロヘータ
- 螺旋葉緑素帯を含んでいる微小なフィラメントからなる淡水藻
- 大きな外側のふちのある明るく色のついた螺旋状の貝殻を有するStrombus属の様々な食用の熱帯海洋腹足類動物のいずれか
- アマオブネガイ科腹足類で、短くなめらかなまたは螺旋状の突起部がある殻を持ち、厚い通常歯のある外唇と歯のあるふたが付いている
- 暖海にすむ頭足類の軟体動物で、雌は繊細で紙のように薄い螺旋状の殻を持つ
- 平らの螺旋において巻かれた多くの房に分かれた貝殻と目立つ目と短い腕を持つイカの一種属の小さな熱帯の頭足類
- 螺旋か、あるいはジグザクのコースを動く
- 渦巻き状にされるか、うねって進む(特に同心円状のリングまたは螺旋において)
螺と同じ種類の言葉
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