キツネメバルとは? わかりやすく解説

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キツネメバル

学名Sebastes vulpes 英名:Fox jacopever
地方名スイマスイハツメ 
脊椎動物門硬骨魚綱カサゴ目フサカサゴ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
著作権尼岡 邦夫

特徴
クロソイに似るが、眼の下方にある涙骨下縁トゲがないこと、及び体側に2本の太い黒い帯状斑があることなどで区別できる。眼はそれほど大きくなく、体は楕円形で側偏する体色淡い褐色の地に不規則暗色斑点がたくさんある。近縁種タヌキメバル赤色系なので区別することができる。水深50100m海底付近に群れ生活している。小型甲殻類食べる。春に仔魚を産む。ソイ類の中で最も多く漁獲されている。

分布:北海道南部房総半島朝鮮半島南部 大きさ:40cm
漁法:延縄刺し網 食べ方:刺身塩焼き煮付け

狐目張

読み方:キツネメバル(kitsunemebaru)

フサカサゴ科海水魚

学名 Sebastes vulpes


キツネメバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 15:17 UTC 版)

キツネメバル
キツネメバル Sebastes vulpes
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: カサゴ目 Scorpaeniformes
: メバル科 Sebastidae
: メバル属 Sebastes
: キツネメバル S. vulpes
学名
Sebastes vulpes
Steindachner et Döderlein,1884
和名
本文参照
英名
Fox jacopever

キツネメバル(狐眼張、狐目張、狐鮴、Sebastes vulpesメバル属に属するの一種。[1]北海道にはタヌキメバルという型のキツネメバルも生息する。

分布

北海道南部以南から九州、朝鮮半島

形態

全長30-45cm。側や蓋に多数のがあり、背部から体側には灰色黒色が混じる細かな模様が見られる。

生態

成魚になると水深50-100mの岩礁域に生息する。岩場にいることが多いが、近くの砂場などの開けた場所に出ていることも少なくない。 温帯域や珊瑚礁域ではホンソメワケベラ掃除魚だが、本種が生息する北の海ではオキカズナギが掃除している。 交尾期はからで、5-6月、卵巣内で孵化した仔魚を出産する(卵胎生)。仔魚は流れ藻に隠れながら沿岸を漂流し、4-5cmの大きさに成長するとから殆ど離れないで生活するようになる。

利用

刺し網定置網などで、エゾメバルクロソイなどとともに混獲され、総菜魚として利用される。 釣りの対象魚にされる。 塩焼き干物煮付け鍋料理などにして賞味される。新鮮なものは刺身にも利用される。がのっている白身はソイ類の中でも特に美味だとされる。

別名

五十音順。

オキメバル(沖眼張、沖目張、近縁種との混称)、キツコオホゴ、クロス、クロボッカ(ぼっか)、クロボッコ(黒ぼっこ)、スイ、ソイ(曹以、近縁種との混称)、タケノコメバル(眼張、筍目張、標準和名がこの名の魚もいる)、ツヅリ、ナダツヅリ、バドウ、ヒキ、マゾイ(真曹以)、メバツヅリ、モロタビなどとも呼ばれる。

関連項目

出典

  • 田村哲 『釣魚映像図鑑』 SYNFOREST 2010年10月 非売品

出典・脚注

  1. ^ Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2012). "Sebastidae" in FishBase. December 2012 version.



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