フサカサゴ科
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フサカサゴ科 (Scorpaenidae) はスズキ目に所属する魚類の分類群の一つ。フサカサゴ科は、大きな科の一つで、3亜科25属201種で構成される。[2] 世界中の温暖な海域を中心に分布するが、インド洋・太平洋に特に多い。フサカサゴ科は、カジカ科の魚と間違われやすい。卵生であり、メバルの仲間と大きく異なる。ミノカサゴのように一部の種類では卵が風船状のゼラチン膜によって包まれることが報告されている[3]。
- ^ Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2012). "Scorpaenidae" in FishBase. December 2012 version.
- ^ Eschmeyer, William N. (1998). Paxton, J.R. & Eschmeyer, W.N.. ed. Encyclopedia of Fishes. San Diego: Academic Press. pp. 175–176. ISBN 0-12-547665-5
- ^ Nelson JS (2006). Fishes of the world (4th edn). New York: John Wiley and Sons
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- ^ Matsunuma, M. & Motomura, H. (2013): A new lionfish of the genus Dendrochirus (Scorpaenidae: Pteroinae) from the Tuamotu Archipelago, South Pacific Ocean. Species Diversity, 18 (1): 1-7.
- ^ Motomura, H., Causse, R. & Struthers, C.D. (2012): Phenacoscorpius longilineatus, a New Species of Deepwater Scorpionfish from the Southwestern Pacific Ocean and the First Records of Phenacoscorpius adenensis from the Pacific Ocean (Teleostei: Scorpaenidae). Species Diversity, 17: 151–160.
- ^ Allen, G.R. & Erdmann, M.V. (2012): Reef Fishes of the East Indies. Tropical Reef Research, Perth, Australia. 1292pp. Universitiy of Hawai'i Press. ISBN 978-0-9872600-0-0
- ^ Fricke, R., Durville, P. & Mulochau, T. (2013): Scorpaenopsis rubrimarginatus, a new species of scorpionfish from Réunion, southwestern Indian Ocean (Teleostei: Scorpaenidae). Cybium, 37 (3): 207-215.
- 1 フサカサゴ科とは
- 2 フサカサゴ科の概要
- 3 外部リンク
フサカサゴ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:45 UTC 版)
フサカサゴ科 Scorpaenidae は8亜科56属418種で構成される。世界中の温暖な海域を中心に分布するが、インド洋・太平洋に特に多い。メバル・クロソイ・カサゴ・アコウダイ・キチジ・メヌケなど、多数の水産重要種が含まれる。ほとんどの種類で体内受精による繁殖を行い、メバルの仲間は多くが卵胎生である。一部の種類では卵が風船状のゼラチン膜によって包まれ、カリフォルニアカサゴ(カリフォルニアスコーピオンフィッシュ、学名:Scorpaena guttata)は直径20cmに及ぶ卵風船を形成することが報告されている。 体はやや左右に平べったく側扁する。頭部に多数の突起やトゲをもち、複雑な形状の皮弁を備えるものも多い。鰓蓋骨および前鰓蓋骨にはそれぞれ1-2本、3-5本のトゲをもつ。眼下骨棚は前鰓蓋骨と頑丈に固定されることが多い。鱗は櫛鱗で、もたない種類もある。背鰭は通常1つで、多くの場合切れ込みをもつ。背鰭・臀鰭・腹鰭はそれぞれ11-17本、1-3本、1本の鋭い棘条をもち、しばしば毒腺と連続する。胸鰭は大きく発達する。ヒメキチジ属など一部の属では浮き袋を欠く。
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