アウターライズ地震とは?

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アウターライズ地震

読み方:アウターライズじしん
英語:outerrise earthquake

海溝の海側で発生する地震のこと。

アウターライズ」とは、海溝の陸から見て外側アウター)にある盛り上がった地形を指す語。プレート下方向に曲がろうとして盛り上がったものである

アウターライズ地震は外側の、陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れ比較小さいものの、併発する津波大規模なものになりやすいという特徴がある。

アウターライズ地震は、プレート境界型地震によって断層破壊された影響で引き起こされることが多い。1933年発生した昭和三陸沖地震は、その37年前に起きた明治三陸地震影響を受けて発生した(正断層型の)アウターライズ地震だったと見られている。

東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の余震中でもアウターライズ地震に該当する地震があったと見られており、今後発生懸念されている。陸での揺れ小さ余震でも、十分な警戒が必要であるという。

なお、アウターライズ地震では、震源海洋プレートの浅い部分発生したか、それとも深い部分発生したかによって、発生メカニズム異なる。

海洋プレート沈み込みはじめる浅い部分では伸張する応力がはたらいており、逆にプレート沈み込む深い部分では押し合って圧縮する力がはたらいている。そのため、浅い部分では伸張したアウターライズが上に戻ろうとして正断層地震起こし逆に深い部分では、下に突き抜けようとして逆断層地震起こす

関連サイト
アウターライズ地震 - 社団法人電力土木技術協会 技術用語

地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/23 05:31 UTC 版)

(アウターライズ地震 から転送)

地震(じしん、: Earthquake)という語句は、以下の2つの意味で用いられる[1]




世界の年間平均地震発生回数
マグニチュード 回数
8.0 - 1[※ 1]
7.0 - 7.9 17[※ 2]
6.0 - 6.9 134[※ 2]
5.0 - 5.9 1,319[※ 2]
4.0 - 4.9 13,000[※ 3]
3.0 - 3.9 130,000[※ 3]
2.0 - 2.9 1,300,000[※ 3]

USGSの資料による。

  1. ^ 1900年以降の平均。
  2. ^ a b c 1990年以降の平均。
  3. ^ a b c 推定。
[ヘルプ]

注釈

  1. ^ 表面波もレイリー波ラブ波に分けられる。
  2. ^ 初期微動継続時間という。
  3. ^ 鉄道、新幹線エレベーターの緊急停止(P波管制運転)などで使用されているシステム。
  4. ^ 地震波の速度は地殻の密度(深さ)により異なるため、実際には観測に基づき地震波速度を予めまとめた「走時表」を用いて算出する。
  5. ^ 地震計は東西方向、南北方向、上下方向の3種類の地震動の大きさをはかるので、大体の方向(16方位程度)がわかる。
  6. ^ 例えば、Mが1大きくなると、それが表現するエネルギー量は約32倍となる。気象庁震度階級は同一振幅・周波数が数秒間継続した理想波形の場合6galで計測値2.50、60galで4.50であるが、実際の地震波は複雑なので対応関係は表現できない。
  7. ^ 英語圏では普通リヒター・スケール(Richter scale、発音はリクター・スケール)という。
  8. ^ 活断層の統一された定義はない。古典的には、(旧来区分における)第四紀開始以降に活動したと推定される断層を活断層という。なお、2009年より第四紀の区分が変更されたので、現在の区分では「更新世中期の開始以降」にあたる。断層の活動性を考える上では、より重要度の高い「約10万年前にあたる更新世後期の開始以降」に限定する場合がある。「地球史Q&A」 日本地質学会。
  9. ^ 2000年鳥取県西部地震、2005年福岡県西方沖地震、2007年能登半島地震などは知られていなかった活断層で発生した。
  10. ^ 「海溝型地震」は海溝付近のプレート内部の地震を含める場合があるため、狭義に「海溝沿いのプレート間地震」と呼ぶ場合もある。
  11. ^ この地震は津波規模から推定されるモーメント・マグニチュード (Mw) 8.2で三陸沿岸に遡上高30m超の多津波をもたらしたが、最大震度は2 - 3だった。そのため地震の規模は長らく表面波マグニチュード (Ms) 7.6とされており、研究の進展により21世紀になって前記の値に見直された(過去の地震・津波被害 気象庁)。
  12. ^ http://www.jma.go.jp/jma/press/1505/31d/201505311600.html
  13. ^ 新潟県中越地震東日本大震災東北地方太平洋沖地震)で地震被害が比較的少なかったのは、キラーパルスが少なかったからである。
  14. ^ 盆地状の地形に厚い堆積層がある地域を指す地質学用語で、関東平野大阪平野などの通常は「平野」と呼称される地域も該当する。
  15. ^ たとえばM8級の東海地震南海地震は100年 - 150年周期で発生するとされるが、500年以上の長い周期でM8.5 - 9.0の連動型超巨大地震の発生が予想されている (The Assumed Aseismic Subduction and the Necessity of Ocean-Bottom Crustal Deformation Measurements at the Ryukyus, Japan M Nakamura, M Ando, T Matsumoto, M Furukawa, K Tadokoro, M Furumoto, AGU, 2006)。チリ地震スマトラ島沖地震はこうしたタイプの地震であったと認識されている。
  16. ^ 纐纈一起 (2011) は、断層のずれとひずみ量の計算から、東北太平洋沖の連動型巨大地震の周期を400 - 600年(中心を438年)とした[要出典]
  17. ^ アスペリティは、微小地震の観測や立体的な地震波速度構造(アスペリティは周囲よりも地震波速度が高い)等により推定できるとされている。
  18. ^ すべり欠損は通常の断層運動方向とは逆であることが多いため「バックスリップ」という場合もある。
  19. ^ 防災科研は主に、短周期成分が多い小地震に適した高感度地震計、長周期成分が多い大地震に適した強震計、幅広い周期に適応した広帯域地震計の3種類の観測網を有する。

出典

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  2. ^ a b 宇津『地震学』1頁
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  4. ^ 地震の基礎知識とその観測 6.2 活断層 防災科学技術研究所
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  6. ^ 群発地震発生のメカニズムを解明 産業技術総合研究所、2002年9月5日
  7. ^ 「フィリピン海プレートの水分が阪神淡路大震災を誘発か?」1999年3月9日付神戸新聞
  8. ^ 中越沖地震、直下のマグマが原因か 2007年8月7日付読売新聞[リンク切れ]
  9. ^ 岩手・宮城地震、水が断層滑らす?…東北大分析2009年10月24日付読売新聞[リンク切れ]
  10. ^ 岩手・宮城内陸地震 断層に入った水原因か2010年1月17日付読売新聞[リンク切れ]
  11. ^ 島村英紀「人間が起こした地震」
  12. ^ 立命館大学「水没した1km深鉱山で地下水変化に誘発された地震」
  13. ^ Earth Tides Can Trigger Shallow Thrust Fault Earthquakes
  14. ^ 地震と潮汐力の関係
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  16. ^ PDF版なゐふる91号(2012年10月) (PDF) 日本地震学会
  17. ^ 地震、月や太陽の引力が「最後の一押し」科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2010.01.29[リンク切れ]
  18. ^ 東日本大震災:本震直後に箱根で誘発地震4回、揺れ増幅し強羅は震度6弱、温地研が地震波解析/神奈川
  19. ^ 東北地方太平洋沖地震により誘発された箱根火山の地震活動 行竹洋平, 本多亮, 原田昌武, 明田川保, 伊東博, 吉田明夫, 神奈川県温泉地学研究所, 日本地球惑星科学連合 2011年度連合大会 ポスター MIS036-P100, 2011年5月26日。
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  22. ^ 宇津『地震学』137頁
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  24. ^ 宇津『地震学』121頁
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n 新版 地学事典』、菊池正幸「海溝型地震」119頁、杉憲子「海嶺型地震」216頁、下鶴大輔・山科健一郎「火山性地震」231-232頁、石川有三「直下型地震」842頁、三東哲夫「トランスフォーム型地震」930頁、石川有三「プレート境界地震」1160-1161頁、菊池正幸「プレート内地震」1161頁
  26. ^ 地震の事典』第2版、13頁
  27. ^ a b c 日本の地震活動』第2版、§2 19頁
  28. ^ 自然災害の事典』24-31頁
  29. ^ a b 強震動の基礎 ウェブテキスト2000版』§2.1.3
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  33. ^ 壊れた「留め金」…海底の山の破壊が大震災誘発か(産経新聞 2011年10月8日)[リンク切れ]
  34. ^ 日本海溝沿いの活断層と地震に関する予察的考察 中田高, 後藤秀昭, 渡辺満久, 鈴木康弘, 西澤あずさ, 泉紀明, 伊藤弘志, 日本地球惑星科学連合 2011年度連合大会 ポスター MIS036-P189, 2011年5月27日
  35. ^ 海溝型地震と活断層型地震 - 防災科学技術研究所
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  38. ^ 石川有三、尾池和夫、中国のダム誘発地震について 地震 第2輯 Vol.35 (1982) No.2 P171-181
  39. ^ ダムが地震を起こす 週刊プレイボーイ2003年7月8日号
  40. ^ 上田誠也「地震予知研究の歴史と現状」 学士会会報 2007-IV No. 865
  41. ^ 小出仁 「ハイドロフラクチュアリングとマグマフラクチュアリング」、『地質ニュース』第290号、1978年10月http://www.gsj.jp/publications/pub/chishitsunews/news1978-10.html 
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  45. ^ NEWS SCAN 2009年1月号:日経サイエンス「氷河の健康状態を診断する新手法」
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