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アウターライズ地震

読み方:アウターライズじしん
英語:outerrise earthquake

海溝の海側で発生する地震のこと。

アウターライズ」とは、海溝の陸から見て外側アウター)にある盛り上がった地形を指す語。プレート下方向に曲がろうとして盛り上がったものである

アウターライズ地震は外側の、陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れ比較小さいものの、併発する津波大規模なものになりやすいという特徴がある。

アウターライズ地震は、プレート境界型地震によって断層破壊された影響で引き起こされることが多い。1993年発生した昭和三陸沖地震は、その37年前に起きた明治三陸地震影響を受けて発生した(正断層型の)アウターライズ地震だったと見られている。

2011年4月17日現在、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の余震の中でアウターライズ地震に該当する地震があったと見られており、今後発生懸念されている。陸での揺れ小さ余震でも、十分な警戒が必要であるという。

なお、アウターライズ地震では、震源海洋プレートの浅い部分発生したか、それとも深い部分発生したかによって、発生メカニズム異なる。

海洋プレート沈み込みはじめる浅い部分では伸張する応力がはたらいており、逆にプレート沈み込む深い部分では押し合って圧縮する力がはたらいている。そのため、浅い部分では伸張したアウターライズが上に戻ろうとして正断層地震起こし逆に深い部分では、下に突き抜けようとして逆断層地震起こす

関連サイト
アウターライズ地震 - 社団法人電力土木技術協会 技術用語
2011年0417更新


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地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/27 07:56 UTC 版)

(アウターライズ地震 から転送)

地震(じしん、: Earthquake)は、地球表面の地殻の内部で、固く密着している岩盤同士が、断層と呼ばれる破壊面を境目にして、急激にずれ動くこと。これによって地震動(じしんどう)と呼ばれる大きな地面の振動が引き起こされ、一般的にはこちらも「地震」と呼ぶ。

「地震」(なゐふる)という語句は『日本書紀』にも見え、その他古文書の記録にも登場するが、これらは今日の地震学における地震動のことであり、また震度の程度を表すものでもあった[1]

地球の内部で起こる地質現象(地質活動)の一種。地震に対して、地殻が非常にゆっくりとずれ動く現象を地殻変動と呼ぶ。

地震を対象とした学問を地震学という。地震学は地球物理学の一分野であり、構造地質学と密接に関わっている。




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注釈

  1. ^ 加えて振幅が小さければ、微小地震の可能性が高い。
  2. ^ 新潟県中越地震東日本大震災東北地方太平洋沖地震)で地震被害が比較的少なかったのは、キラーパルスが少なかったからである。
  3. ^ 例えば、Mが1大きくなると、それが表現するエネルギー量は約32倍となる。気象庁震度階級は同一振幅・周波数が数秒間継続した理想波形の場合6galで計測値2.50、60galで4.50であるが、実際の地震波は複雑なので対応関係は表現できない。
  4. ^ 英語圏では普通リヒター・スケール(Richter scale、発音はリクター・スケール)という。
  5. ^ このような周期的な地震を固有地震といい、固有地震説として地震学では広く受け入れられている。
  6. ^ 活断層の統一された定義はない。古典的には、(旧来区分における)第四紀開始以降に活動したと推定される断層を活断層という。なお、2009年より第四紀の区分が変更されたので、現在の区分では「更新世中期の開始以降」にあたる。断層の活動性を考える上では、より重要度の高い「約10万年前にあたる更新世後期の開始以降」に限定する場合がある。「地球史Q&A」 日本地質学会。
  7. ^ この地震は津波規模から推定されるモーメント・マグニチュード(Mw)8.2で三陸沿岸に遡上高30m超の多津波をもたらしたが、最大震度は2~3だった。そのため地震の規模は長らく表面波マグニチュード(Ms)7.6とされており、研究の進展により21世紀になって前記の値に見直された(過去の地震・津波被害 気象庁)。
  8. ^ 固着域をもとにした分類は、断層モデルの数値計算により1990年代以降研究されている分野であり、未解明な部分がある。
  9. ^ 例外として、火山の火道が圧縮されたり、爆発・爆縮によって発生する地震はこの限りでない。
  10. ^ たとえばM8級の東海地震南海地震は100年 - 150年周期で発生するとされるが、500年以上の長い周期でM8.5 - 9.0の連動型超巨大地震の発生が予想されている(The Assumed Aseismic Subduction and the Necessity of Ocean-Bottom Crustal Deformation Measurements at the Ryukyus, Japan M Nakamura, M Ando, T Matsumoto, M Furukawa, K Tadokoro, M Furumoto, AGU, 2006)。チリ地震スマトラ島沖地震はこうしたタイプの地震であったと認識されている。
  11. ^ 纐纈一起(2011)は、断層のずれとひずみ量の計算から、東北太平洋沖の連動型巨大地震の周期を400-600年(中心を438年)とした[要出典]
  12. ^ アスペリティは、微小地震の観測や立体的な地震波速度構造(アスペリティは周囲よりも地震波速度が高い)等により推定できるとされている。
  13. ^ すべり欠損は通常の断層運動方向とは逆であることが多いため「バックスリップ」という場合もある。

出典

  1. ^ 宇佐美龍夫(2002) (PDF) 宇佐美龍夫 「歴史史料の「日記」の地震記事と震度について」『歴史地震』 第18号、1-14、2002年
  2. ^ 表面波もレイリー波とラブ波に分けられる。
  3. ^ 初期微動継続時間という。
  4. ^ 地震波の速度は地殻の密度(深さ)により異なるため、実際には観測に基づき地震波速度を予めまとめた「走時表」を用いて算出する。
  5. ^ 鉄道、新幹線・エレベーターの緊急停止(P波管制運転)など
  6. ^ 望月昭明『本当に使える地震対策マニュアル』(宝島社、2012年)
  7. ^ 地震の基礎知識とその観測 6.2 活断層 防災科学技術研究所
  8. ^ 『なゐふる第3号』p.4「関東大地震(大正12年9月1日)」日本地震学会
  9. ^ 群発地震発生のメカニズムを解明 産業技術総合研究所、2002年9月5日
  10. ^ USGS Updates Magnitude of Japan’s 2011 Tohoku Earthquake to 9.0 USGS
  11. ^ コラム1 地震発生のメカニズムと活断層 原子力安全委員会、新耐震指針の概要について
  12. ^ 双発型地震として扱われることがある地震の例として、1949年今市地震、2003年宮城県北部地震がある。
  13. ^ 東日本大震災6カ月 巨大地震の謎は解明できたのか(産経新聞/MSN産経ニュース 2011年9月11日)
  14. ^ 海底活断層が起こした可能性も 東日本大震災(佐賀新聞 2011年09月23日)
  15. ^ 壊れた「留め金」…海底の山の破壊が大震災誘発か(産経新聞 2011年10月8日)
  16. ^ 日本海溝沿いの活断層と地震に関する予察的考察 中田高,後藤秀昭,渡辺満久,鈴木康弘,西澤あずさ,泉紀明,伊藤弘志, 日本地球惑星科学連合 2011年度連合大会 ポスター MIS036-P189, 2011年5月27日
  17. ^ 海溝型地震と活断層型地震 - 防災科学技術研究所
  18. ^ ダムが地震を起こす 週刊プレイボーイ2003年7月8日号
  19. ^ 上田誠也「地震予知研究の歴史と現状」|学士会会報 2007-IV No.865
  20. ^ a b 島村英紀「人間が起こした地震」
  21. ^ 地震続発で地熱発電計画にストップ バーゼル
  22. ^ 「鉱山地震活動、ガス爆発およびこれらと震源物理研究との関係の重要性」
  23. ^ Minor Quakes In the UK Likely Caused By Fracking記事:2011年11月03日 閲覧:2011年11月08日
  24. ^ NEWS SCAN 2009年1月号:日経サイエンス「氷河の健康状態を診断する新手法」
  25. ^ 「フィリピン海プレートの水分が阪神淡路大震災を誘発か?」1999年3月9日付神戸新聞
  26. ^ 中越沖地震、直下のマグマが原因か 2007年8月7日付読売新聞
  27. ^ 岩手・宮城地震、水が断層滑らす?…東北大分析2009年10月24日付読売新聞
  28. ^ 岩手・宮城内陸地震 断層に入った水原因か2010年1月17日付読売新聞
  29. ^ 立命館大学「水没した1km深鉱山で地下水変化に誘発された地震」
  30. ^ Earth Tides Can Trigger Shallow Thrust Fault Earthquakes
  31. ^ 地震と潮汐力の関係
  32. ^ 地震、月や太陽の引力が「最後の一押し」科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  33. ^ 東日本大震災:本震直後に箱根で誘発地震4回、揺れ増幅し強羅は震度6弱、温地研が地震波解析/神奈川
  34. ^ 東北地方太平洋沖地震により誘発された箱根火山の地震活動 行竹洋平,本多亮,原田昌武,明田川保,伊東博,吉田明夫, 神奈川県温泉地学研究所, 日本地球惑星科学連合 2011年度連合大会 ポスター MIS036-P100, 2011年5月26日。
  35. ^ 東北地方太平洋沖地震に関連する研究 宮澤理稔, 京都大学防災研究所
  36. ^ Effects of acoustic waves on stick–slip in granular media and implications for earthquakes Paul A. Johnson, Heather Savage, Matt Knuth, Joan Gomberg, Chris Marone, "Nature" 451, 57-60 2008年1月3日.doi:10.1038/nature06440日本語訳)(閲覧には登録が必要)
  37. ^ 強震動-地震災害の軽減のための基礎的な情報 纐纈一起、2005.
  38. ^ 北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定産総研
  39. ^ 【地震学はどう変わったか(3-3)】予知困難 等身大の説明大切 msn産経ニュース、2012年3月8日。
  40. ^ 2011年3月 東北地方太平洋沖地震 東京大学地震研究所広報アウトリーチ室、2012年1月24日の版。
  41. ^ 地震学、再建への道:想定外の事態に備える 金森博雄(翻訳:三枝小夜子), Nature, 473, pp.146-148, 2011年5月12日(翻訳版Natureダイジェスト2011年7月号)。








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