たぬきとは? わかりやすく解説

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た‐ぬき【手貫/×韝】

読み方:たぬき

布などで作り、手や腕を覆って保護するもの。籠手(こて)。うでぬき


たぬき【×狸/×貍】

読み方:たぬき

イヌ科哺乳類頭胴長5068センチ。体はずんぐりしていて、尾が太く、脚が短く、耳は丸くて小さい。毛は厚く密生した下毛荒く長い差し毛とがある。木の根元のうろや岩穴アナグマ放棄した巣穴などをねぐらとする。夜行性で、雑食性。驚くと仮死状態になることがある日本・中国アムール地方分布毛皮防寒用に、毛は毛筆使用昔話などに人を化かすとしてよく登場する。《 冬》「戸をたたく—と秋を惜しみけり/蕪村

人のよさそうなふりをしていて、実際にずるがしこい者。「あの親父はとんだ—だ」

狸饂飩(うどん)」「狸蕎麦(そば)」などの略。

狸寝入り」の略。「—を決めこむ


タヌキ (たぬき)


たぬき 【狸】

イヌ科哺乳類アジア東部特産だが、旧ソ連からヨーロッパ東部移入されたものが、ヨーロッパで分布広げつつある。日本では人を化かすとされるのような狡猾な話でなく、ユーモラス失敗談が多い。四国佐渡などがまれな地方ではと同じわざをすると信じられそのような話が多い。ふぐりが大きいとか、腹鼓をうつとか愛嬌の話も多い。狸憑きの話がある地方もある。貉(アナグマ)と混同する地方もある。

たぬき

作者那須正幹

収載図書少年ブルース
出版社偕成社
刊行年月1993.1
シリーズ名偕成社文庫


たぬき

作者筒井康隆

収載図書にぎやかな未来
出版社角川書店
刊行年月1993.11
シリーズ名角川文庫

収載図書怪物たちの夜
出版社徳間書店
刊行年月2002.7
シリーズ名徳間文庫


たぬき

作者野間永義

収載図書窮すれば
出版社文芸社
刊行年月2001.5


たぬき

  1. 金持概して腹が出ているところから形容して。〔花〕

分類 花/風俗


Tanuki

読み方:たぬき

  1. 焼くとフクレル煎餠

分類 露店商


タヌキ

読み方:たぬき

  1. 藁草履ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・京都府

分類 京都府


妊婦

読み方:たぬき

  1. 孕み女異称狸の腹鼓如く、ふくるるの意。「ばてれん」。「木魚講」に同じ。

分類 東京


幇間

読み方:たぬき

  1. たいこもち」の異称
  2. 色道大鑑』に曰く太鼓太鼓持下略なり。太鼓もちといふは傾城買の客に付従ふ者をいふ。此名目のおこりは紀州雑賀(さいが)踊よりはじまる。鐘をもちたる者は首にかけてをどる。其中にかねを持たぬものに、太鼓持たす也。是によつて此名目とす。』又『洞房語園異本考異(どうばうごゑんいほんかうい)』に曰く後世牽頭(たいこもちと書用ゆるは、例の好事也。往古より本説如く太鼓持なる事明らか也。夫に対して放蕩者を鉦打と云たりと見へたり。近世なくして伽となるものを、野太鼓といへるは賎しめたる言葉と聞ゆ。当世男女芸者といふ者出来て、客と遊女の伽をなす事猶太鼓にひとし。』古来吉原遊廓以外の幇間を凡てだいこ称して軽蔑する習慣あり、然れども其の素質必ずしも低下するものに非ず芳町八、南地長寿如き現に識見一世卓越する者あり、力めて愚を装ふ、愚甚しければ即ち愛せられ、然らざれば忽ち疎んぜらる、又一種売笑夫なり。昔は妓の取持ちを以て大任務と為したれども、今は易々諾々たるを以て更に其の必要を感ぜず収入大い減ず。為めに新たに見番属し制を設けて祝儀徴する事なほ一般妓流の如し蓋し資本主義社会に於ける逃避者余類にして通人行き止りなり。故安成貞雄氏の如き曾て自ら高等幇間称したる事あり。男芸者大阪にては単に『芸者』と呼ぶ事あり。

分類 東京花柳界大阪


読み方:たぬき

  1. 骨子使用賭博一種。〔第三類 犯罪行為
  2. 骨牌賭博一種を云ふ。
  3. 骨牌賭博一種

読み方:たぬき

  1. 他人を佯はり欺くを云ふ。「-ねいりを為てゐる」。
  2. 人をだますに巧みな者をいふ。狸は人をだますといふから。

分類 東京


読み方:たぬき

  1. 寝入つたふりをすること、狸寝入りともいう。狸は人をばかすの意から出た語。
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田貫

読み方
田貫たぬき

タヌキ

(たぬき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 12:56 UTC 版)

タヌキ(狸、Nyctereutes procyonoides)は、哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属に分類される食肉類、あるいはタヌキ属Nyctereutesに分類される現生種の総称。現生種は1種のみとされていたが、遺伝子解析の結果により大陸産のN. procyonoidesと日本産のN. viverrinusの2種に分けるという説が出されている[7][8]。以下の説明は、広義のタヌキ(大陸部と日本列島産を含む)について扱う。




「タヌキ」の続きの解説一覧

たぬき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/17 04:41 UTC 版)

発音

名詞

たぬき、貍】

  1. ネコ目イヌ科タヌキ属に属す食肉類総称
  2. 1.属す食肉類一種タヌキ参照
  3. したたかな人の喩え凡庸装った策謀家
  4. たぬきねいりたぬきそばたぬきうどんたぬきじるの略。

派生語

翻訳

イヌ科動物

発音

三拍名詞六類

た↗ぬき

名詞

たぬき

  1. 動物)たぬき。
  2. 狸寝入りまた、それをする人。



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狸親父 デジタル大辞泉
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狸饂飩 デジタル大辞泉
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