『十五兄姉弟妹計画』検体
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「未踏召喚://ブラッドサイン」の記事における「『十五兄姉弟妹計画』検体」の解説
恭介を含めた検体の十五人はそれぞれ不思議の国のアリスから取られた配役が与えられている。 ビヨンデッタ=シロヤマ 『フリーダム』アワード920の召喚師。通り名は『仇染め(ライアーキャット)』。女子大生くらいの歳の女性。金髪をピンク色に染めたストレートのロングに鋭いシャギーを入れた髪型で、服装は白と桜色を基調にしたミニスカートのウェイトレス服で、ヘッドドレス、手袋、ニーソックスなどには白い上品なレースが彩られ、腰回りのコルセットと吊りスカートのサスペンダーを利用して大きな胸を誇張している。アクセサリとして頭の横から一対の角と、腰の後ろに尻尾のようなものをつけている。高い所から夕焼けに染まる景色を眺めるのが好きで、蜂蜜と生クリームのない生活には3日と耐えられない激甘党。 特定の依代は持たず、行きずりの人間を依代として契約し、「お客様」として復讐及び日常生活に至るまであらゆる面でサポートを行うとしている。狙撃銃のようにボルトアクションで7.62mmライフル弾を発射できるよう改造された、2つ折りの銀のパイプをブラッドサインとして用いており、普段は折り畳み赤い革のベルトでぐるぐる戒め、中ほどに使い捨ての取っ手を取り付けて持ち歩いている。ただし、本物の狙撃銃ではないため衝撃分散機構もなく、半身を旧式の人工骨へ組み換え補強しており、その関係で頻繁に抗生物質の錠剤を大量に摂取している。歯は全て挿し歯であり、奥歯を抜いて挿し変えたスイッチを噛み締める事で、励起手榴弾を無線信号で起爆させたり、強烈な光で眼晦ましなどができる。15分以上息を止めることができる。 『白棘』の端を擦るように打つスピンショットを軸とし、敵召喚師の『被召物』と同じ音域を後出しで追従し常にコストが敵より1高い錬成を狙う「鏡合わせのコピー戦術」を『第一の檻』、敵の『被召物』をブラッドサインで狙撃する事で攻撃照準を誘導する「敵方『被召物』への間接干渉」を『第二の檻』、この2つで敵を妨害しつつ、人工霊場の端へ3〜4個の『花弁』の山をいくつか滞空させておき、一度のショットで連鎖的に『花弁』をスポットへ叩き込み圧倒的なコスト差で畳み掛ける『第三の檻』の三段階の戦術を構築している。 幼少期に『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『チェシャ猫』という配役を与えられる。恭介と近しくなり、姉のように振る舞おうとするも、自分より高みにいる恭介に対して次第に憎悪を覚えていった。『箱庭』崩壊時にアルベルトと対峙して恭介を逃がし、恭介を守るため自ら『女王の憎悪』に身を委ね、復讐狂いと化した。トイドリーム35にて恭介に敗北後、護送中のビヨンデッタを彼に助け出され、復讐の依頼を承諾する。以降は『極彩ミュージアム』のコレクションの1つである白い大蛇を依代にし、全身に絡みつかせる事で帯同している。蛇の牙は毒牙へと挿し替えられている。 アルベルト=S=ディヴァインスミス 白系のジャケットをネクタイ無しで着崩し、銀細工の飾りを一周巻いた小さな麦藁帽子を被った浅黒い肌の男。狂っている事に美学を持ち、誰にも理解されない事で価値を見出していた。銀貨を弾き、虚空から生み出した銀貨を縦に次々と重ねる事で金属棒のようなブラッドサインを形成する。一瞬で数秒先までに起きうる事象を予測演算をし切る並外れた計算能力を持つ。 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『帽子屋』という配役を与えられる。『箱庭』でたらい回しにされる依代達を救うべく、召喚儀礼のランキングにおける序列一位を維持していたが、白き女王の常駐により価値を失った依代達の末路を見て人格が歪む。『女王の獰猛』を受け継いだ。 城山 京美(しろやま きょうみ) やや垂れ目に黒い眉の高校生くらいの少女。コスプレマニアであり、白き女王に憧れて彼女の衣装を自作して着ていた。何かにつけて「極刑モノ」と付けるのが口癖。 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『ハートの女王』という配役が与えられる。本物の白き女王を目の当たりにし、明るくはつらつとした性格がなりを潜めて人格が歪む。怪我した職員へ手を差し伸べて信奉者を作り始めた。暴走した白き女王の攻撃の余波に呑まれて絶命した。 クラウディア=シロヤマ 女子高生くらいの歳の召喚師。白地にピンクのラインの宇宙服で全身を覆っているため外見は判別つかないが、北欧系の美人だと噂される。扱うブラッドサインは、羊皮紙の古文書をバラバラに裁断して棒状にまとめ直したようなもの。グリップを半回転捻ると『花弁』の色と重なるような偏光煙幕を下端からまき散らすが、自身は宇宙服の防護シェードを通して『花弁』を視認する事ができる。 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『ハンプティダンプティ』という配役を与えられる。『箱庭』内の召喚儀礼のランキングにおける上位陣。 城山 雫(しろやま しずく) 召喚師の少女。神格級の『被召物』の扱いを得意とし、音域や神話圏に拘らず、八岐大蛇やニーズヘッグ、ヒュドラなどの暴竜を好んで呼び出す事で知られていた。『神話の存在が持つ邪悪な力の象徴』とも称された人物。 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『ジャバウォック』という配役を与えられる。『箱庭』内の召喚儀礼のランキングにおける上位陣。 城山 カイン(しろやま カイン) 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『ドードー鳥』という配役が与えられる。 城山 純理(しろやま じゅんり) 『一五兄姉弟妹計画』の検体となり、『侯爵夫人』という配役が与えられる。当時は7歳だったが、配役に合わせようと無理して妖艶な西洋喪服を着ている。帯紐を交差させ、背中に赤ちゃんの人形をおぶっている。 『ウミガメもどき』 『編み物のヒツジ』
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