M4カービン 報告資料

M4カービン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 23:40 UTC 版)

報告資料

2002年4月、ネーティック兵士センターにてチャーリー・ディーン中佐とサム・ニューランド一等軍曹が発表した、アナコンダ作戦などアフガニスタンでの軍事行動において使用されたM4A1に関する兵士からの報告内容は以下のとおりである。

  • 射撃時にハンドガードがガタつき、過熱する - 34%
  • M68 リフレックスサイトの照準を合わせづらい - 15%
  • クリーニングキットにツールとしてヘアブラシを追加した - 35%
  • クリーニングキットにツールとしてデンタルピック(楊枝)を追加した - 24%
  • 報告された動作不良は以下のとおり。
    • 20% - 二重装填
    • 15% - ジャム
    • 13% - 弾倉に起因する装弾不良
  • M4A1に信頼を置いている - 89%
  • メンテナンスの手間に不満がある - 20%

2007年 ダスト・テスト結果

2007年秋、メリーランド州アバディーン試験場において、M4は他の3つのライフル、XM8SCARHK416とともに、砂塵の多い状況下での試験が行われた。この試験では各ライフルが10丁ずつ用意され、1丁につき6,000発が射撃され、全体では1つの種類につき60,000発が発射されたことになる。その結果、M4は他のライフルよりはるかに多い882回の射撃停止障害を起こし、19回は部品の修理を必要とした。XM8が最も障害が少なく、障害は116回、重大な障害が11回であった。SCARは223回、HK416は233回の障害発生があった。同年の夏に行われたテストでは、M4は合計310回の障害を起こし、11回は重大な障害であり、秋のテストとは全く違う結果を出した。秋に行われたテストにおいて他の3丁のライフルはおおよそ新品であったがM4は以前からこの試験場にて使用されていたものを使用していたとされ、このダストテストの公平性に疑問が生じる。この結果をふまえ、アメリカ陸軍はM4のバレルを新しいコールド・ハンマー製法によって寿命の延長と信頼性の向上させる計画が存在する。対策として米陸軍は2009年3月頃から改良されたSTANAGマガジンの配備を開始した。

採用国


  1. ^ Guns.com 「FNH Lands Army M4 Contract, Underbids Colt, Remington」
  2. ^ FN Awarded U.S. Army Contract for M4 and M4A1 Carbines” (英語). FN® (2020年2月20日). 2021年12月16日閲覧。
  3. ^ a b c COLT M4 SELECT FIRE CARBINE”. Colt Firearms. 2018年9月24日閲覧。
  4. ^ The 5.56 X 45mm: 2007”. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。
  5. ^ The 5.56 X 45mm: 2008”. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。






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