Altキー Altキーの概要

Altキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:00 UTC 版)

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Alt キー(画像では右下)

概要

この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(一部のキーボードについているAltキーを示す絵記号 Unicode U+2387)が含まれています詳細

Alt キーは、他のキーと一緒に押し下げることで、そのキーの機能を変えることができる。例えば、単にAのキーを押せば A という文字が入力されるが、Alt キーを押しながらAのキーを押せば、対応したソフトウェアでは該当の機能が実行される。

Alt キーの位置などはキーボードによるが、PC/AT 互換機で主流となったオリジナルの IBM 101 拡張キーボードでは、スペースキーの左右にあり緑色で印字されている。ヨーロッパなどの 102/105 多国語キーボードなどでは、右側は Alt Gr (ALTernate Graphic key) であり、各国の欧文文字や特殊記号などの入力に使用できる。

日本語 106/109 キーボードでは、かな漢字変換用のコンビネーションキーにも使用されている。漢字キー( Alt+半角/全角 による、かな漢字変換のオン・オフ)、ローマ字キー( Alt+カタカナ/ひらがな による、ローマ字入力のオン・オフ)などである。オリジナルの OADG キーボード(PS/55後期の5576-A01以降)では、「漢字」「ローマ字」のキーボード上での表示は該当するキーの手前(前面)に、 Altキーの印字と同じ緑色の文字として印字されている。なお日本 IBM の昔のキーボード(PS/55前期の5576-001/002/003まで)では、機能(スキャンコード)は Altキーと全く同一であるが前面キーと呼ばれ、キートップに緑色で前面と印字されている。

名称

Alt キーはの「alt」とは「alternate」の略で、英語で「別の」「代わりの」「代替の」という意味である。Unicodeには「ALTERNATIVE KEY SYMBOL (U+2387)」として「⎇」が定義されている。

読み方

Alt キーの読み方は、何らかの仕様や規格で規定されてはいないので人により異なる。またそのために日本語での表記の仕方も人により異なる。

英語においては、著名な辞書の間でも発音表記が異なっている。

発音記号 辞書
/ˈælt ˌkiː/ Cambridge English Dictionaryケンブリッジ大学出版局[1]
/ˈɔːlt kiː/ Oxford Dictionariesオックスフォード大学出版局[2]

日本語においても表記が定まっていない点で同様であり、カタカナで表記する場合、「オルトキー」と「アルトキー」の二つの表記が使われている。辞書によっても表記が異なっている。

表記 辞書
「オルトキー」 sophia-it.com[3]
「オルトキー」と「アルトキー」の両方 e-words.jp[4]

歴史

由来のひとつは「スペースカデットキーボード」の「Metaキー」である。Metaキーは最上位ビットが 1 となった信号を生成する。例えばAキー単体を押した場合に発生する信号は01000001だが、Meta+A を押した場合に発生する信号は 11000001 である。しかし現在では最上位のビットは国際化(多言語対応)の要件があるため、Altキーはそのようには動作しないような設定になっていることがほとんどである。類似のものとして PC-9800シリーズなどのグラフキー (GRPHGRAPH) があり、当初はメーカー独自の図記号などの入力に、後には Altキーの代用として使われた。




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