西之表市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:55 UTC 版)
概要
かつて、日本最南端の士族である種子島家の城下町として栄えた。 現在は熊毛支庁や国の出先機関が置かれ、種子島および熊毛地区の政治・経済の中心を担っている。
地理
位置
- 鹿児島市南方115 kmの海上にある。
- 大隅諸島に属する。西は東シナ海、東は太平洋、北は大隅海峡に面している。今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、市内の海岸に最大6mの津波が到達することが予想されている[1]。南は熊毛郡中種子町に隣接する。
- 南北25.2 km、東西8.2 km、周囲63 kmで、面積は種子島全体の約45%を占める。
- 馬毛島:面積8.2 km2(1980年(昭和55年)に一時無人島となったが、現在は15名の住民登録がある為、有人島扱いとなっている)
地域
- 安城
- 安納
- 伊関
- 国上
- 現和
- 住吉
- 西之表
- 古田
- 馬毛島
以下は町名設置により、大字西之表から独立した町である。()内は発足年。
人口
西之表市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 西之表市の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 西之表市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | ||
西之表市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
隣接自治体
歴史
古代
種子島は7世紀に飛鳥朝廷の影響下に入り、多禰国司(島司)が設置(702-824)された。
中世
中世には島津荘の一部に組み込まれ、14世紀に種子島家が島主となる。その後、島津家に属した。
近世
16世紀末、第16代島主・種子島久時は朝鮮入り遅延を理由に知覧4,500石に所替えとなったが、江戸時代を通じて種子島は依然として種子島家の私領地であった。
近代
太平洋戦争末期には米軍上陸の可能性が濃くなり、1944年(昭和19年)に特設警備大隊が駐屯、1945年(昭和20年)には種子島独立混成部隊(12,000人)に膨れ上がり、米軍機の空襲も受けた。
沿革
- 明治
- 大正
- 昭和
- 1958年(昭和33年)10月1日 : 市制施行し、西之表市となる[2]。当時の推計人口は33,546人。
- 1959年(昭和34年) : この年以降、人口が減少に転じる(同年10月1日時点の推計人口は33,593人)。
西之表市 | ||||
中種子町 |
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