菅浩江 菅浩江の概要

菅浩江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 01:44 UTC 版)

菅 浩江すが ひろえ
ペンネーム 菅 浩江すが ひろえ
誕生 (1963-04-21) 1963年4月21日(61歳)
京都府京都市
職業 SF作家日本舞踊名取作曲家京都情報大学院大学「作話」講師、京都光華女子大学「サブカルチャー論」講師
国籍 日本
最終学歴 追手門学院大学中退。
活動期間 1981年4月 〜
ジャンル SF小説推理小説
主な受賞歴 第23回星雲賞日本長編部門
第24回星雲賞日本短編部門
第54回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門
第32回星雲賞日本長編部門
第51回星雲賞日本短編部門
第41回日本SF大賞
デビュー作 「ブルー・フライト」
配偶者 武田康廣
公式サイト 電脳版PLEIADES
ウィキポータル 文学
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概要

夫は元ガイナックス統括本部長の武田康廣。菅は京都在住で、東京在住の武田とは別居結婚。自身の家系図によると、菅原道真菅原孝標女の子孫であるという[1]

日本舞踊名取で、電子オルガン講師の資格も持ち、ガイナックスのPC用ゲーム『電脳学園』『サイレントメビウス』の作曲を担当するなど、多芸である。

日本推理作家協会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。宇宙作家クラブ会員。日本SF作家クラブ会員だったが、2014年に退会。

2013年よりサンライズ制作による日本テレビアニメ作品であるTIGER & BUNNY、それを題材とした3Dキャラクターモデルを自由に動かして動画を制作できるフリーの3DCGソフトウェアであるMikuMikuDanceに興味を抱き積極的にニコニコ動画に関わっている[2]

また、上記と関連して、2014年2月にニコニコ動画上でのMikuMikuDanceを用いた動画投稿イベントのひとつであるMMD杯では森永ダースKADOKAWA、2009年より高岡市長現職である高橋正樹らと共に投稿作品選考委員を務めた[3]

なお、これに先駆けて2013年8月16日にニコニコ動画上に前述の「TIGER & BUNNY」をモチーフとした「バニかわ音頭」なる自作曲を投稿している[4]

略歴

  • 1980年 - 京都府立桂高等学校在学中に第4回日本SFショー開催に参画。当時の事務局長が岡田斗司夫で、この時に岡田及びゼネラルプロダクツとの繋がりが生まれる。
  • 1981年 - やはり高校在学中、当時所属し、日本SFショーにも協力していた(上述第4回限りで手を引いた)同人誌『星群』(菅は小学生時代から参加)に発表した短編「ブルー・フライト」が、矢野徹の推薦によって『SF宝石』(光文社刊)1981年4月号に転載されデビュー。「ブルー・フライト」はその後、短編集『雨の檻』に収録された。
  • 1989年 - 第1長編『ゆらぎの森のシエラ』(ソノラマ文庫)を発表し、再デビュー。
  • 1992年 -『メルサスの少年』で第23回星雲賞日本長編部門受賞。
  • 1993年 - 短編『そばかすのフィギュア』で第24回星雲賞日本短編部門受賞。
  • 2001年 -『永遠の森 博物館惑星』で第54回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門、第32回星雲賞日本長編部門を受賞。NHKオーディオドラマ・青春アドベンチャーにてラジオドラマ化され、同年10月1日より放送された。
  • 2013年 - 文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員[5]
  • 2014年 - 『誰に見しょとて』で第13回(2013年度)センス・オブ・ジェンダー賞受賞
  • 2020年 - 文化庁文化審議会著作権分科会基本政策小委員会専門委員[6]
  • 2020年 - 『不見の月 博物館惑星II』で第51回星雲賞日本短編部門受賞。
  • 2021年 - 『歓喜の歌 博物館惑星III』で第41回日本SF大賞受賞。同年10月26日より、映像配信プラットフォーム「シラス」にて創作講座「菅浩江のネコ乱入!~創作講座と雑学などなど」を配信開始。

  1. ^ @Hiroe_Suga (2013年8月28日). "その、菅原孝標女の子孫です……(ノω`*) 家系図にばっちり書いてある……。血は争えないのね……。>RT". X(旧Twitter)より2022年8月25日閲覧
  2. ^ SF小説家が突如タイバニとMMDにハマったあげくこうなった ~スガのMMD七転八倒”. 2014年3月20日閲覧。
  3. ^ MMD杯運営委員会. “第12回MMD杯 閉会式#菅浩江賞”. 2014年3月20日閲覧。
  4. ^ 菅浩江 (2013年8月16日). “バニかわ音頭-ロウエ版(配布あり)”. 2014年3月20日閲覧。
  5. ^ 教科用図書検定調査審議会 委員名簿”. 文部科学省 (2014年4月1日). 2014年3月21日閲覧。
  6. ^ 文化審議会著作権分科会 | 文化庁”. www.bunka.go.jp. 2020年9月8日閲覧。


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