眠狂四郎 (1972年のテレビドラマ)
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眠狂四郎 | |
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ジャンル | 時代劇 |
原作 | 柴田錬三郎 |
脚本 |
高岩肇 池田一朗 石松愛弘 服部佳子 結束信二 長谷川公之 中村努 播磨幸治 高際和雄 |
監督 |
井上昭 田中徳三 倉田準二 安田公義 池広一夫 牧口雄二 依田智臣 |
出演者 |
田村正和 山本陽子 野川由美子 山城新伍 加藤嘉 |
エンディング | 沢竜二「孤独」 |
製作 | |
プロデューサー |
野添泰男 松平乘道 杉本直幸 |
制作 |
関西テレビ 東映 |
放送 | |
放送局 | フジテレビ系 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1972年10月3日 - 1973年3月27日 |
放送時間 | 火曜22:00 - 22:55 |
放送枠 | 火曜夜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 55分 |
回数 | 26 |
スペシャルI | |
出演者 | 田村正和 篠田三郎 多岐川裕美 佐藤慶 山村聡 船越栄一郎 柳沢慎吾 |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1989年6月22日 |
放送時間 | 木曜20:00 - 22:18 |
放送分 | 138分 |
スペシャルII | |
出演者 | 田村正和 竹下景子 津川雅彦 西岡徳馬 坂上忍 池上季実子 伊藤孝雄 |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1993年9月30日 |
放送時間 | 木曜20:00 - 21:48 |
放送分 | 108分 |
スペシャルIII | |
出演者 | 田村正和 宅麻伸 南野陽子 梶原善 本田博太郎 中尾彬 神山繁 |
ナレーター | 寺田農 |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1996年9月19日 |
放送時間 | 木曜20:00 - 21:48 |
放送分 | 108分 |
スペシャルIV | |
出演者 | 田村正和 黒木瞳 池上季実子 阿部寛 本田博太郎 河原崎建三 津川雅彦 |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1998年12月28日 |
放送時間 | 月曜21:00 - 22:54 |
放送分 | 114分 |
眠狂四郎 The Final | |
出演者 | 田村正和 八嶋智人 津川雅彦 名取裕子 椎名桔平 吉岡里帆 |
放送局 | フジテレビ系 |
放送期間 | 2018年2月17日 |
放送時間 | 土曜21:00 - 23:10 |
放送枠 | 土曜プレミアム |
放送分 | 130分 |
1989年6月22日から1998年12月28日まで計4回、テレビ朝日系列で特番ドラマとして放送され、2018年2月17日にはフジテレビ系列でも放送された。
概要
原作者・柴田錬三郎は、最後に眠狂四郎が映像化されて以降は「自分の思い描く狂四郎のイメージと役者のイメージが違うとして」いくつかの映像化を断わっていたが[1]、「田村ならばよい」とようやく映像化の許可を下したことで制作された[1]。田村の殺陣や姿のみならず、夜の10時台ということで、東映所属のポルノ女優を多数配し、御色気シーンも売りとされて[2]、制作陣は、「放送コードのすれすれまでお色気シーンを放送する」と豪語した[3]。番組宣伝用のポスターや写真などに使用された田村の写真は篠山紀信により3時間以上かけて撮影された[4]。オープニングの流れる血をイメージしたタイトルバックは、自動車用のオイルや塗料などを使ったが上手くいかず、様々な試行錯誤の末、ガソリンと絵の具を混ぜた液体を使うことに落ち着いたが、スタジオでの撮影ではスタジオ中が赤の液体だらけになり、井上昭は、赤い色を見るのが嫌になった程であったという[5]。また当初、オープニングシーンは時代劇ではなく、現代劇風にシャツにジーンズ姿の田村が登場するという予定であった[6]。
円月殺法と並び、スタッフや柴田の考案により、居合で出演女優たちの帯が一瞬でほどける、帯解き殺法なる技も見どころとされていた[1]。田村の狂四郎については柴田曰く「タキシードを着て殺しをするオーデコロンのさわやかさがある」と評価していた[3]。
製作発表記者会見には柴田本人も参加、眠狂四郎に扮した田村が刀で衣麻遼子の帯を解き、腰巻だけにするという演出が行われる異色の会見になった[3]。かつて市川雷蔵と映画版で共演したこともある佐藤友美は、市川の狂四郎はどことなく優しさの様なものがあったが、田村の狂四郎の方がよりクールな感じがすると話した[7]。
1989年から1998年にかけて、テレビ朝日系列でも田村主演の特番ドラマが4回放送された(田村以外のキャストは入れ替え)。2018年2月17日には、ドラマスペシャル『眠狂四郎 The Final』がフジテレビ制作で放送された(テレビ朝日版のキャストはそのまま引き継がれた)[8][9]。この作品が、田村最後のドラマ出演となった。
ストーリー
眠狂四郎
時代は、無類の色好みで50人もの子をなしたと言われる11代将軍・家斉の治下。虚無の影を宿し、世に背を向けて孤独の中に生き、不敗の秘剣・円月殺法を振るう眠狂四郎。彼には、転びバテレンのイルマンが黒ミサで大目付の娘をはらませ、その結果生まれたという出生の秘密があった。義理・人情・憐憫の情に心を閉ざした狂四郎は、決して自ら事件に関わることはない。やむを得ず降りかかる火の粉を払うように、事件の渦中に巻き込まれていく。
眠狂四郎III 今日あって、明日なき命を生きる者
狂四郎は佐竹藩の隠し銀山といった内情を探るが、狂四郎と女郎ともえは佐竹藩の殺し屋たちにより執拗に命を狙われ、女郎はついに命を落とす。忌の際に狂四郎は女郎ともえから佐竹藩にとっては藩存続のカギを握っている異国の銀貨を受け取る、やがて佐竹藩は狂四郎の暗殺を諦め、逆に狂四郎に死んだ女郎とそっくりな志津乃という女の警護を依頼するが、[10]。
- ^ a b c 週刊TVガイド 1972年10月6日号 p.168-169
- ^ 週刊TVガイド 1972年10月6日号 p.55-57
- ^ a b c “田村正和は作家に愛された俳優だった~眠狂四郎、腕下主丞、子連れ狼”. RONZA (2021年9月17日). 2021年9月21日閲覧。
- ^ 週刊TVガイド 1972年10月13日号 p.29から
- ^ 週刊TVガイド 1972年10月27日号 p.18
- ^ 週刊TVガイド 1972年10月27日号 p.18-19
- ^ TVガイド 1972年10月20日号 p.107
- ^ “田村正和主演『眠狂四郎』約半世紀ぶり復活「大事な作品」”. Oricon News. (2017年6月2日) 2017年6月2日閲覧。
- ^ a b “吉岡里帆『眠狂四郎』で時代劇初挑戦 田村正和と共演「一生忘れることのない時間」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年1月21日) 2018年1月21日閲覧。
- ^ TV LIFE 1996年9月14日号 p.28
- ^ a b c d e 「田村正和×眠狂四郎が帰ってきた!」『とれたてフジテレビ』2017年6月2日 。2017年8月26日閲覧。
- ^ 劇中登場時にクレジット表記
- ^ 劇中登場時にクレジット表記
- 1 眠狂四郎 (1972年のテレビドラマ)とは
- 2 眠狂四郎 (1972年のテレビドラマ)の概要
- 3 キャスト
- 4 放映リスト(サブタイトルリスト)
- 5 その他
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