盛岡市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 15:46 UTC 版)
名称とシンボル
- 「幾春も華の恵みの露やこれ 宝の珠の盛る岡山」
「盛岡」の名は、1691年に、当時の藩主南部重信と、盛岡城鬼門鎮護の寺院として置かれた真言宗豊山派永福寺第42世・清珊法印との間で交わされた連歌に由来する瑞祥地名である。「盛り上がり栄える岡」の意味を持つとされ、のちに藩名も「南部」から「盛岡」へと改められた。版籍奉還直後は一時「盛岡県」が存在したが、盛岡城の存在した旧郡の名にちなみ岩手県へ改められたと言われている(諸説あり)。現代では一般的呼称ではないが、中世には「盛府」とも記された。
盛岡市中心部は、かつての「巖手郡仁王郷不来方」に相当し、不来方(こずかた)または「古志方(こじかた)」と呼ばれていたと考えられている。盛岡はこれに代わる「美名」として名付けられたが、今日ではむしろ「不来方」が雅称として用いられる傾向にある。また、「杜陵」「杜稜」と書いて「もりおか」あるいは「とりょう」と読み[13]、雅号とすることもある。盛岡市出身の石川啄木は、その作品の中で「美しい追憶の都」、盛岡市ゆかりの宮沢賢治はエスペラント語風に「モリーオ市」と記した。「みちのくの小京都」とも称される。
「盛岡」を連想させるものとして、市内のあらゆる地域から望まれる岩手山が多くの学校の校歌に謳われるほか、市の中心部で合流する中津川・北上川・雫石川の三大河川、国の史跡に指定されている盛岡城石垣、国の天然記念物に指定されている石割桜、国の重要美術品の上ノ橋擬宝珠、旧盛岡藩主南部氏の家紋「向鶴(双鶴)」「武田菱」が、盛岡を表す端的なモチーフとして用いられることが多い。
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注釈
- ^ 30年平均(1976年 - 2005年)で夏日が68.6日、真夏日が17.7日ある。
- ^ 字川原町、鉈屋町、神子田、東中野、新穀町、穀町、大清水小路、上衆小路、鷹匠小路、馬場小路、川原小路、馬町、十三日町、呉服町、肴町
- ^ 字新庄、新庄加賀野新小路
- ^ 字加賀野
- ^ 字山岸、山岸町
- ^ 字下小路
- ^ 字上田、上田小路、上田新小路、与力小路、上田組町
- ^ 字仙北組町、仙北町、青物町
- ^ マルイチのフランチャイズ。
- ^ 城西店以外はマルイチ及び業務スーパーに併設。
- ^ マルイチのフランチャイズ。ベルジョイス運営の『ビッグハウス』とは異なる。
- ^ 元は、旧東北ケーズ店舗・「盛岡本店」だが、運営主体がデンコードーへ移管されたことに伴い、「盛岡北本店」に改称。後に本店が取れて、現在の「盛岡北店」となっている。
- ^ 旧MAX Denkodo盛岡西店からケーズブランドに転換したケーズデンキ盛岡西本店となったが、その後本店が取れた店舗。
- ^ 初代は、東北ケーズデンキが運営していたものをデンコードーが継承したもの。2代目は、初代店舗を閉鎖する形でデンコードー盛岡南店を「ケーズデンキ」に転換した店舗、3代目は、旧盛岡南サティ(初代・三本柳)の跡地に開業した現行の店舗。
- ^ 初代は、南イオンの向かい、現在のMORIOKA TSUTAYAの建物に入居していた
- ^ 旧・アルテマルカン盛岡店。
- ^ DCMホーマックスーパーデポ盛南店(初代)の跡地に開店。
- ^ その為、都道府県庁所在地で唯一農業協同組合の本所がないのは盛岡市だけである。
- ^ その為、都道府県庁所在地で唯一農業協同組合の本所がないのは盛岡市だけである。
- ^ ただし、020-01xx地域のうち盛岡市緑が丘・高松地区には盛岡中央郵便局が回収担当となっている郵便ポストが一部存在する(ただし、そちらへの郵便物配達はすべて盛岡北郵便局の担当)。
- ^ 小学部・中学部は、一関市に新設された統合校・岩手県立一関清明支援学校へ移管している。
- ^ この影響で、減便を強いられた路線(ヨーデル号など)がある。
出典
- ^ 盛岡市 市長公室 企画調整課 (2016年8月21日). “中核市”. 盛岡市 公式ウェブサイト. 盛岡市. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “中枢中核都市一覧”. 2021年9月12日閲覧。
- ^ 国土地理院. “全国都道府県市区町村別面積調”. 2014年6月6日閲覧。
- ^ “日本の東西南北端点の経度緯度”. 国土地理院ホームページ. 2014年6月6日閲覧。
- ^ “岩手県 市区町村の役所・役場及び東西南北端点の経度緯度(世界測地系)”. 国土地理院ホームページ. 2014年6月6日閲覧。
- ^ “我が国の人口重心 -平成22年国勢調査結果から-”. 総務省統計局ホームページ. 2014年6月6日閲覧。
- ^ http://www.reigai.affrc.go.jp/zusetu/inasaku/jittai/nogyo.html
- ^ 盛岡市で年間熱帯夜最多日数は2019年で2回。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
- ^ “好摩 1991-2020年”. 気象庁. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “藪川 1991-2020年”. 気象庁. 2023年3月30日閲覧。
- ^ レファレンスコーナー (PDF) (岩手県立図書館『としょかん いわて No.164』 2008年10月発行)
- ^ ““世界で行くべき2位”なぜ盛岡? “知られざる”魅力 記事を書いたライターが語る”. テレ朝news. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “52 Places to Go in 2023” (英語). The New York Times. (2023年1月12日). ISSN 0362-4331 2023年1月17日閲覧。
- ^ 「市税納付猶予の申請 記載例に「滞納太郎」盛岡市が謝罪」 ― NHK2020年4月26日
- ^ 山車交換により友好交流
- ^ うるま市・盛岡市友好都市提携
- ^ 友好都市10年、絆これからも 盛岡市と沖縄・うるま市 岩手日報、2022年8月10日閲覧。
- ^ 文京区 協定等を締結している自治体
- ^ 毎日新聞集計、2005年(平成17年)7月1日時点、全国2375市区町村
- ^ 中心市街地の活性化について 岩手県商工労働観光部
- ^ 平成18年度盛岡地区広域消費購買動向調査の結果【概要】 岩手県産業振興課 平成18年12月
- ^ “農研機構について/組織概要”. 農研機構. 2020年2月3日閲覧。
- ^ ウェブもりおか:市のしくみと施策:玉山区地域協議会[リンク切れ]
- ^ 盛岡市の下水道 盛岡市下水道部[リンク切れ]
- ^ a b c 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 30–31.
- ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 8.
- ^ いわての文化情報大事典
- ^ コトバンク
- ^ 生出寿『不戦海相 米内光政』徳間書店、1989年。ISBN 4-19-813966-0。
- ^ “盛岡の先人たち 第67回:山田美妙(やまだびみょう)”. 盛岡市公式ホームページ. 2014年7月21日閲覧。
固有名詞の分類
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