深圳宝安国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/04 00:12 UTC 版)
概要
1991年10月12日に開港し、香港国際空港、広州白雲国際空港と並ぶ中国南部の3大空港に数えられる。深圳航空が当空港をハブ空港としている。2010年、UPS航空が、アジア地域拠点をフィリピンのクラーク国際空港から移転した。
中国では6番目に利用客・発着数が多い空港であり、今後の利用増に対応するため、拡張工事が進められている。2011年7月26日、平行滑走路が完成した[1]。新ターミナルの建設工事は2008年に着手。2013年11月28日に供用が開始され[2]、それまで使われていた3つのターミナルは閉鎖された。
旅客ターミナル
2013年11月28日に供用が開始された新ターミナルは延床面積45万平方メートル、南北1,050メートル、東西600メートルの巨大な建築物である。地上4階、地下2階、62箇所の搭乗ゲートがある。チェックインや出入国審査機能を備えるターミナルビル本体と、上空から見ると十字の形になっている搭乗ゲートビルに分かれてる。チェックイン・エリアはA-Hのカウンターに分かれ、全部で192箇所の窓口がある。内部は六角形のモチーフを多用した設計で、イタリアの建築家、マッシミリアーノ・フクサスによる斬新なデザインは完成当初、話題になった。構造設計はドイツのKnippers Helbigが担当した。
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エントランス
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ターミナル内部
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チェックイン
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天井の造形
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商業施設
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搭乗口付近
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ターミナル鳥瞰
就航路線
国内線
航空会社 | 目的地 |
---|---|
中国南方航空 | 北京/首都、上海/浦東、上海/虹橋、成都、昆明、西安、重慶、杭州、廈門、長沙、武漢、ウルムチ、南京、青島、大連、鄭州、三亜、瀋陽、海口、貴陽、ハルビン、福州、南寧、太原、南昌、長春、温州、フフホト、桂林、合肥、寧波、石家荘、銀川、麗江、無錫、西寧、オルドス、包頭、楡林、義烏、延吉、張家界、贛州、洛陽、連雲港、大理、舟山、牡丹江、瀘州、南陽、済寧、南充、遵義、常徳、丹東、梅州 |
深圳航空 | 北京/首都、上海/浦東、上海/虹橋、成都、昆明、西安、重慶、杭州、廈門、長沙、武漢、ウルムチ、南京、青島、大連、鄭州、三亜、瀋陽、海口、貴陽、ハルビン、天津、福州、南寧、済南、太原、南昌、長春、温州、フフホト、桂林、蘭州、合肥、銀川、麗江、無錫、西寧、泉州、常州、運城、綿陽、宜昌、湛江、南通、揚州、台州、襄陽、宜賓、景徳鎮、衢州、広元、宜春、カラマイ |
海南航空 | 北京/首都、成都、昆明、西安、重慶、杭州、廈門、長沙、ウルムチ、南京、青島、大連、鄭州、三亜、瀋陽、海口、貴陽、ハルビン、天津、済南、太原、南昌、フフホト、蘭州、合肥、寧波、石家荘、西寧、カシュガル、徐州、宜昌、臨沂、襄陽、淮安 |
中国東方航空 | 上海/浦東、上海/虹橋、昆明、西安、武漢、南京、青島、海口、太原、南昌、フフホト、蘭州、寧波、麗江、無錫、常州、潞西、大理、井岡山、永州 |
中国国際航空 | 北京/首都、上海/浦東、成都、重慶、杭州、武漢、南京、貴陽、天津、合肥、大連、達州 |
春秋航空 | 上海/虹橋、杭州、瀋陽、ハルビン、天津、石家荘、淮安、張家口 |
厦門航空 | 杭州、厦門、天津、福州、南寧、南昌、泉州 |
山東航空 | 青島、済南、温州、煙台、威海 |
吉祥航空 | 上海/浦東、上海/虹橋、北海 |
四川航空 | 成都、重慶、万州 |
成都航空 | 成都、桂林 |
東海航空 | 大連、寧波 |
雲南祥鵬航空 | 麗江、遵義 |
チベット航空 | 成都、ラサ |
奥凱航空 | 天津、南寧 |
中国聯合航空 | 北京/大興 |
上海航空 | 上海/虹橋 |
重慶航空 | 重慶 |
中国西部航空 | 重慶 |
河北航空 | 石家荘 |
長竜航空 | 杭州 |
昆明航空 | 昆明 |
国際線
航空会社 | 目的地 |
---|---|
中国南方航空 | ソウル/仁川、台北/桃園、ホーチミン、バンコク/スワンナプーム、済州、バリ、ジャカルタ、プーケット、プノンペン、シドニー、ドバイ、メルボルン[3]、メキシコシティ(2024年5月11日より就航予定)[4] |
深圳航空 | ソウル/仁川、台北/桃園、プノンペン、バンコク/スワンナプーム、プーケット、クアラルンプール、シンガポール、東京/成田[5]、大阪/関西、名古屋/中部、ハノイ/ノイバイ、ホーチミン/タンソンニャット |
中国国際航空 | フランクフルト[6]、ロサンゼルス[7]、ヨハネスブルグ[8] |
海南航空 | ダナン、ダブリン、プーケット、フーコック、ブリスベン[9]、ケアンズ[10]、オークランド[11]、バンクーバー[12]、マドリード[13]、ブリュッセル[14]、チューリッヒ[15]、ウイーン[13]、カイロ[16] |
厦門航空 | シアトル[17] |
春秋航空 | プノンペン[18] |
アシアナ航空 | ソウル/仁川 |
大韓航空 | ソウル/仁川 |
チャイナエアライン | 台北/桃園、高雄 |
ユニー航空 | 台北/桃園、台中 |
スクート | シンガポール |
シルクエアー | シンガポール |
エアアジア | クアラルンプール、コタキナバル、ランカウイ、クチン |
タイ・エアアジア | バンコク/ドンムアン |
スカイ・シャトル | マカオ(フェリーターミナル) |
全日本空輸 | 東京/羽田 |
貨物便
航空会社 | 目的地 |
---|---|
翡翠国際貨運航空 | ソウル/仁川、上海/浦東、天津、アムステルダム、バルセロナ、ブレシア、チェンナイ、ドバイ、シャールジャ、イスタンブール、
フランクフルト・アム・マイン、ジュネーヴ、ラゴス、ラホール、キト(季節性運航) |
深圳東海航空 | 上海/浦東、香港、成都、瀋陽、マニラ |
揚子江快運航空 | 上海/浦東、香港、杭州、瀋陽、クラーク、ダッカ |
UPS航空 | 大阪/関西、ソウル/仁川、シンガポール、クアラルンプール、バンコク/スワンナプーム、クラーク、ムンバイ、ケルン/ボン |
フェデックス | ソウル/仁川、アンカレッジ |
ASL航空ベルギー | リエージュ |
ラヤ航空 | クアラルンプール |
- ^ 深圳机场正式迈入双跑道运行时代 : 深圳宝安国际机场
- ^ “深圳空港の新ターミナルビルが営業開始”. 人民網日本版 (2013年11月29日). 2013年12月1日閲覧。
- ^ “中国南方航空、6月に深圳/メルボルン線を開設へ 週2便で運航開始”. FlyTeam. (2017年5月29日)
- ^ “深圳-墨西哥城航线5月11日开通 为国内最长直飞航线” (中国語). Shenzhen News. (2024年4月29日)
- ^ “深圳・東京間の直行便、2016年元旦に就航へ―中国メディア”. Record China. (2015年9月30日)
- ^ “中国国際航空、深圳/フランクフルト線に就航 週3便”. FlyTeam. (2016年5月19日)
- ^ “中国国際航空、12月から深圳/ロサンゼルス線に直行便 787-9で週3便”. FlyTeam. (2017年10月26日)
- ^ “中国国際航空、1月から北京/ヨハネスブルグ線直行便が深圳経由に”. FlyTeam. (2018年12月6日)
- ^ “海南航空、9月20日から深圳/ブリスベン線に新規就航 A330で週2便”. FlyTeam. (2017年7月3日)
- ^ “海南航空、12月から深圳/ケアンズ線に就航 A330で週2便”. FlyTeam. (2017年9月1日)
- ^ “海南航空、深圳/オークランド線に就航 A330で週3便の直行便”. FlyTeam. (2017年1月5日)
- ^ “海南航空、深圳/天津/バンクーバー線に就航 787で週2便”. FlyTeam. (2018年5月30日)
- ^ a b “海南航空、10月に深圳/ウィーン線を開設へ 787で週2便”. FlyTeam. (2018年4月11日)
- ^ “海南航空、3月下旬に深圳/ブリュッセル線を開設 787で週2便”. FlyTeam. (2018年1月17日)
- ^ “海南航空、8月下旬に深圳/チューリッヒ線を開設 787で週2便”. FlyTeam. (2018年6月6日)
- ^ “海南航空深圳⇌开罗航线开通” (中国語). YunnanNet. (2024年1月21日)
- ^ “厦門航空、9月から厦門/深圳/シアトル線に就航 初のアメリカ本土路線”. FlyTeam. (2016年5月12日)
- ^ “春秋航空、3月下旬に上海、深圳発着のプノンペン線をA320で就航”. FlyTeam. (2017年3月8日)
- ^ “Routes&Fares”. 珠江客運有限公司. 2013年12月1日閲覧。
- ^ “マカオ<=>深圳空港 時刻表”. TurboJET日本語版サイト. 2013年12月1日閲覧。
- ^ 深圳黄田机场改名宝安已获民航总局批准
- ^ ハイアット リージェンシー 深圳 エアポート
- ^ ハイアット プレイス 深圳 エアポート
- ^ ハイアット ハウス 深圳 エアポート
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