建御名方彦神別命 建御名方彦神別命の概要

建御名方彦神別命

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 04:20 UTC 版)

建御名方彦神別命

神祇 国津神
全名 建御名方彦神別命
別名 彦神別命、健御名方彦神別命、武水別命
建御名方神
八坂刀売神
庭津女神、馬背神、八須良雄命、知努命、沙南豆良姫命、武彦根命
神社 健御名方富命彦神別神社など
関連氏族 千野氏諏訪氏洲羽国造
テンプレートを表示
鳥居
額「健御名方富命彦神別神社」は有栖川宮幟仁親王の筆。

概要

延喜式』神名帳に記載される信濃国水内郡式内社名神大社)・健御名方富命彦神別神社の祭神とされ、建御名方神の長子と伝わる[1]

文献では、持統天皇5年(691年)に天皇の命で信濃国に「水内神」を祀らせたとする記述[2]があり、これが文献上初見とされる。『延喜式』神名帳に「水内神」の記載はないが、上記の通り健御名方富命彦神別神社が水内郡唯一の大社であることから、この「水内神」は健御名方富命彦神別神社を指すと考えられている。

一般に建御名方神と八坂刀売神御子神とされる。

明確に建御名方彦神別命を祀る神社は健御名方冨命彦神別神社 (長野市信州新町)だけであるが、健御名方富命彦神別神社 (飯山市)では御子神6柱を祀っている。

系譜

建御名方神八坂刀売神を娶って生んだ子で、御子神に庭津女神、馬背神、八須良雄命、知努命、沙南豆良姫命(一説に佐那都良雄命)、武彦根命がいる。

後裔氏族

子の智弩神(智努命)の後裔は千野氏になったとされる[注釈 1]

祀る神社

脚注

[脚注の使い方]

関連項目


注釈

  1. ^ 千野川明神 昭和四十年十一月十八日建立 齋神 智弩神 春祭三月二十六日・秋祭十月十五日 神系 建御名方命 御名方彦神別命 智弩神 茅野村ノ遠祖ニシテ茅(千)野氏ノ苗字懸明神ナリ...[3]

出典

  1. ^ 延川和彦「修補諏訪氏系図」『諏訪氏系図.正編』飯田好太郎、大正10年、14頁。
  2. ^ 『日本書紀』持統天皇5年8月23日条。
  3. ^ 茅野光英寄進「千野川明神跡(石碑)」、昭和40年。
引用エラー: <references> で定義されている name "#1" の <ref> タグは、先行するテキスト内で使用されていません。


「建御名方彦神別命」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「建御名方彦神別命」の関連用語

建御名方彦神別命のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



建御名方彦神別命のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの建御名方彦神別命 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS