平成18年豪雪
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経過
2005年(平成17年)
- 12月18日 強い寒波の流れ込みで日本海側大雪。石川県金沢市で高圧送電線の避雷用電線が送電線に接触し、最大21,800戸が停電。広島市で17cm、高知市9cmの大雪。
- 12月19日 愛知県名古屋市で23cmの大雪。1947年2月3日以来58年ぶりの記録となった。
- 12月20日 全国の40か所の観測点で、12月としての最大積雪量を記録。
- 12月22日
- 12月25日 羽越本線砂越駅〜北余目駅間で特急「いなほ14号」脱線事故。死者5人、負傷者33人。この事故により酒田〜鶴岡間が不通となった(JR羽越本線脱線事故)。
2006年(平成18年)
- 1月4日 - 5日 発達した低気圧が日本付近を通過し、暴風雪となる。東北地方日本海側で交通機関がマヒ。各地で雪崩が発生。太平洋側各地でも降雪する。
- 1月4日 秋田新幹線「こまち31号」「こまち33号」が田沢湖駅と赤渕駅で相次いで立ち往生。乗客は車内で一夜を明かし、翌朝バス代行となる。
- 1月5日 秋田県が「秋田県雪害対策部」を設置。秋田新幹線(田沢湖線)が1997年(平成9年)の開業以来初めて終日運休となる。また、JR東日本秋田支社管内の全線が「四八豪雪」と呼ばれた1974年(昭和49年)2月以来の全線運休となるとともに秋田市内で運行する秋田中央交通の路線バスも、一部の高速バスと空港リムジンバスを除き全線運休となる。全面運行に戻ったのは1月18日であった。
- 1月6日 新潟県の十日町市、妙高市、南魚沼市、湯沢町、津南町に災害救助法が適用される。
- 1月7日 長野県の飯山市、信濃町、白馬村、小谷村、木島平村、野沢温泉村、栄村に災害救助法が適用される。
- 1月8日
- 1月14日 全国各地で3月下旬から4月下旬の暖かさとなり、雪崩や融雪による被害。
- 1月17日 大雪による死者が100人を超える。
- 1月21日 関東地方で大雪。東京では5年ぶりの大雪で2001年の積雪を上回る9㎝を記録した。
- 1月31日 経済産業省が特定商取引法の指定役務に雪かきを追加。クーリングオフなどの適用対象となる。
- 2月4日 八丈島で60年ぶりの積雪。その他、東海地方や中国地方で積雪。
- 2月6日 気象庁が雪害の命名を検討している旨を発表。
- 2月10日 秋田県仙北市の鶴の湯温泉で雪崩が発生。従業員1人が死亡、露天風呂の入浴客など16人が負傷。
- 2月21日 気象庁が「平成18年豪雪」を命名。3月1日に報道発表。
- 3月14日 総務省は3月分の特別交付税7,252億円のうち、除雪費として608億円を配分することを決定。
- ^ バレンツ海の海氷減少がもたらす北極温暖化と大陸寒冷化―日本の冬の寒さを説明する新たな知見― - 独立行政法人 海洋研究開発機構プレスリリース(2012年2月1日)
- ^ 知ろう! 記者に発表した最新研究「バレンツ海の海氷減少は、北極の温暖化を強め、大陸を寒冷化させる!」 - 独立行政法人 海洋研究開発機構(2012年2月1日)
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