平成18年台風第3号とは? わかりやすく解説

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平成18年台風第3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 16:21 UTC 版)

台風第3号(Ewiniar、イーウィニャ)
カテゴリー4の スーパー・タイフーンSSHWS
2006年7月7日における台風第3号
発生期間 2006年6月29日 - 7月11日
寿命 13日
最低気圧 930 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
50m/s
最大風速
米海軍解析)
150 mph
被害地域 フィリピン, パラオ, 台湾, ヤップ州, 韓国 , 日本 , 中国
プロジェクト : 気象と気候災害
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平成18年台風第3号(へいせい18ねんたいふうだい3ごう、アジア名:イーウィニャ、フィリピン名:エスター)は、2006年6月沖縄県に接近し、朝鮮半島に上陸した台風である[1][2]

概要

進路図

2006年6月30日ヤップ島の南で台風3号が発生し、アジア名「イーウィニャ(Ewiniar)」と命名された[3]。命名国はミクロネシアで、嵐の神を意味する。なお、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「エスター(Ester)」と命名している。台風は北上を続け、7月8日沖縄県に接近した[4][5]。沖縄県を通過後、台風は東シナ海へと進み、7月10日朝鮮半島南部に上陸し、消滅した[6][1]

被害

この台風の影響で湿った気流の流入した西日本では大雨となった[1][2]。九州西海上の東シナ海は大シケとなり、長崎県では漁船が転覆し、漁船の船長が死亡する事故が発生した。また、台風の上陸した韓国南部では大雨による水害や土砂崩れで6人が死亡した。その他に鉄道高速道路が流失し、住宅への浸水などの被害が発生した。この台風3号による被害は韓国、日本中華人民共和国フィリピン台湾などに及んだ[5]

脚注

  1. ^ a b c 台風3号:九州、中国地方で大雨のおそれ」『毎日新聞毎日新聞社、2006年7月10日。オリジナルの2006年7月19日時点におけるアーカイブ。2025年9月4日閲覧。
  2. ^ a b 台風3号が朝鮮半島に上陸 九州・中国地方で大雨の恐れ」『朝日新聞朝日新聞社、2006年7月10日。オリジナルの2006年7月16日時点におけるアーカイブ。2025年9月4日閲覧。
  3. ^ 2006年(平成18年)の台風について” (PDF). 気象庁 (2006年12月22日). 2025年9月4日閲覧。
  4. ^ 台風3号:沖縄の南海上を北上中、今夕まで大雨警戒」『毎日新聞』毎日新聞社、2006年7月7日。オリジナルの2006年7月11日時点におけるアーカイブ。2025年9月4日閲覧。
  5. ^ a b 台風3号:奄美南部も強風域に 沖縄で男子中学生が軽傷」『毎日新聞』毎日新聞社、2006年7月9日。オリジナルの2006年7月11日時点におけるアーカイブ。2025年9月4日閲覧。
  6. ^ 台風3号:九州の西を時速30キロで北上」『毎日新聞』毎日新聞社、2006年7月9日。オリジナルの2006年7月19日時点におけるアーカイブ。2025年9月4日閲覧。

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