ヤップ州とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヤップ州の意味・解説 

ヤップ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 15:28 UTC 版)

ヤップ州

Yap


印章
ヤップ州
ヤップ島
北緯9度32分 東経138度07分 / 北緯9.533度 東経138.117度 / 9.533; 138.117
ミクロネシア連邦
政府
 • 州知事 チャールズ・S・チェン(Charles S. Chieng)
面積
 • 陸地 38.7 mi2 (100 km2)
人口
(2003)
 • 合計 6,300人
ウェブサイト https://www.yapstate.gov.fm/
テンプレートを表示

ヤップ州(ヤップしゅう、Yap)は、ミクロネシア連邦に属する4州(ヤップ州、チューク州ポンペイ州コスラエ州)のひとつで、西太平洋カロリン諸島にある島々。石の貨幣で有名なヤップ島本島と、周辺の環礁無人島群からなる。州都はヤップ島のコロニア (Colonia)。人口は約1万人。

地理

グアム島の南西約800kmに位置し、約160,000平方kmに広がる4島と約130の環礁からなる。そのうち22島以外はすべて無人島である。サタワル島をはじめとする州の西側では、伝統的な遠洋航海術(いわゆるスター・ナヴィゲーション)が現代まで継承されている。ヤップ島本島は79.5平方km。州全体では約102平方km。

主な島

気候

11月 - 5月には北東から吹く貿易風の影響で雨が少なくなる。6月 - 10月には風が弱まり、湿度が上昇する。年平均気温は28℃程度。年降水量は3000mm。

経済

ほとんどが農業漁業の自給である。タロイモの栽培も行われている。コプラの生産や、衣服バスケット絵画彫刻などの製造といった手工業が主産業。

観光産業も発展し、ヤップ国際空港経由でスキューバダイビングなどを目当てに来る外国人対象のツアーが人気である。

歴史

紀元前3500年以上前、インドネシアフィリピンニューギニア島ソロモン諸島方面より木のカヌーで人類が航海し定住したとされている[誰によって?]。古代ヤップ帝国の最盛期には人口5万人にもなった と言われる[誰によって?]

スペインドイツ日本アメリカの占領統治を経て、1986年に独立した。日本統治時代(1914年 - 1945年)には日本語教育が行われた。そのため、 ある世代[どれ?]のヤップ人は日本語話者である。

民族・言語

ヤップ語東南アジアマレー語などと関係が深いが、ニューギニアの影響も大きく受けている。ヤップ州の他の島々は風土の違いもあり(ヤップ島は火山島であるが、他の島々は珊瑚礁島である)、ヤップ本島とはまた違った文化を持つ。そのあたりの言語であるウリシ語 (Ulithian) やウォレアイ語 (Woleaian) などは、文化も含めてさらに南のチューク諸島のものに近い。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヤップ州」の関連用語

ヤップ州のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヤップ州のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヤップ州 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS