平成19年台風第14号とは? わかりやすく解説

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平成19年台風第14号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 03:08 UTC 版)

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台風第14号(Lekima)
カテゴリー1の タイフーンSSHWS
ベトナムへ接近する台風第14号
(10月3日)
発生期間 2007年9月30日 9:00
10月4日 15:00
寿命 4日6時間
最低気圧 975hPa
最大風速
(日気象庁解析)
60kt
最大風速
米海軍解析)
70kt
被害総額 推定4,100万ドル(約48億円)
死傷者数 死者36人
被害地域 海南島フィリピンベトナムタイミャンマーマレーシア
プロジェクト : 気象と気候災害
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平成19年台風第14号(へいせい19ねんたいふうだい14ごう、アジア名:レキマー〔Lekima、命名国:ベトナム、意味:果物の名前〕)は、2007年(平成19年)9月に発生し、ベトナムに上陸した台風である。発生当初から超大型であるという珍しい台風となった。

概要

進路図

9月30日に南シナ海中部で台風14号が発生し、アジア名「レキマー(Lekima)」と命名された。命名国はベトナムで、果物の名前に由来する。この台風は、発生当初の時点で既に強風域の直径が1,700kmもあり、超大型の台風に分類された[注釈 1][1]。発生当初の大きさとしては、1977年以降の台風で最大であり、かつ超大型の台風に分類されたのはこの台風のみである[注釈 2]。しかし、その広大な雲域ゆえに中心付近では雲のまとまりを欠き、それほど発達することはなかった。台風は10月2日に中国海南島に接近した後、3日に最大風速約32.5 m/sでベトナム北部に上陸[2]。数十万人規模の人が避難した。その後4日にベトナム北部で熱帯低気圧に変わった。

被害

この台風は台風に昇格する前から既に熱帯低気圧としてフィリピンを襲っており、フィリピンでも9人の死者と行方不明者、負傷者をそれぞれ1人ずつ出していた[2]。台風が上陸したベトナムでは少なくとも20人が死亡し、8人が行方不明となった[2]

脚注

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注釈

  1. ^ 超大型の台風 - 風速15m/s以上の強風域の直径が、1600km以上の台風
  2. ^ 発生時点の大きさについて、2015年10月2日の時点で史上2番目の大きさの台風は強風域の直径が1500km(大型の台風に分類)の平成13年台風第4号平成27年台風第23号の2つである。

出典

  1. ^ 杉江勇次 (2015年10月3日). “台風23号は“まれにみる発生時からの巨大な台風””. 2015年10月3日閲覧。
  2. ^ a b c 台風14号ベトナムで猛威 死者20人、行方不明者8人” (日本語). www.afpbb.com. 2020年4月21日閲覧。

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