大江駅 (愛知県)
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大江駅 | |
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![]() 2004年に改築された大江駅駅舎 | |
おおえ ŌE | |
所在地 | 名古屋市南区加福本通二丁目8-1 |
駅番号 | TA 03 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面5線 |
乗降人員 -統計年度- |
5,178人/日 -2022年[1]- |
開業年月日 | 1917年(大正6年)5月10日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 常滑線 |
キロ程 | 3.8 km(神宮前起点) |
◄TA02 道徳 (1.4 km) (1.5 km) 大同町 TA04► | |
所属路線 | 築港線 |
キロ程 | 0.0 km(大江起点) |
(1.5 km) 東名古屋港 CH01► |
概要
常滑線から築港線が分岐する急行停車駅(平日朝には一部の快速急行も停車)。
堀田駅(こちらは停車列車が全て副本線に入るため急行・準急の待避は不可)と同様に、名古屋方面は当駅を出ると事実上名古屋本線二ツ杁駅または犬山線西春駅まで待避ができない[注釈 1]。そのため日中は急行または準急と普通が緩急接続を行っており、一部の普通は更にミュースカイや特急の通過待ちも同時に行うため、10分ほど停車している。太田川方面は当駅を出ると聚楽園駅で待避が可能であるが、聚楽園駅の下り本線は通過線であるため緩急接続は太田川駅までできない(8両編成は通過待避を含めて太田川駅まで不可。下り急行は原則終点まで待避しない)。
新車が搬入される際は、日中、当駅まで名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車に牽かれて搬入後、検査等が行われて深夜に当駅を離れ、豊明検車支区あるいは舞木検査場まで自走もしくは電気機関車に牽引されて移動する(途中金山駅でスイッチバック)。名古屋市営地下鉄鶴舞線と桜通線の新車も当駅までは前記のように搬入される。そのあとは、電気機関車に牽引されて金山駅、知立駅を経由して日進工場まで運ばれる(上飯田線の車両も新製時は一度日進工場へ運ばれた)。
かつては、築港線ホームそばから築港線東名古屋港駅まで築港線に並行して高架でHSSTシステムの実験線が存在していた(現在は撤去)。2002年(平成14年)頃から、試運転のために愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の車両(編成番号01)が大江駅のHSST実験線上に留置されていたことがある。
駅西側の常滑線と築港線の間には比較的規模の大きな留置線が存在する。保線基地も併設しているため、レール運搬車等の工事車両も留置されている。また、マルチプルタイタンパーの研修庫も置かれている。
ローマ字表記は「ŌE」であり、名鉄では国府駅 (KŌ) とともに最短の駅名である。他社も含めローマ字2字の駅名は粟生駅(AO)、飯井駅(II)、頴娃駅(EI)、小江駅(OE)がありいずれもローマ字としては最短の駅名である。ただし、大江駅と国府駅はマクロンを考慮しなかった場合、「OOE」「KOU」とローマ字3文字扱いとなるため、粟生、飯井、頴娃、小江の各駅には及ばない。
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HSST実験線上に留置される磁気浮上式車両(後のリニモ)(2003年5月)
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大江電留線
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駅名標
歴史
![]() | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2011年12月) |
- 1917年(大正6年)5月10日 - 愛知電気鉄道の駅として開業する[2]。
- 1919年(大正8年)4月16日 - 道徳寄りに0.1マイル移転[3]。
- 1924年(大正13年)1月15日 - 道徳寄りに0.5マイル移転。築港線が開業し同線との分岐駅となる[4]。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道と合併し名古屋鉄道が発足したことにより同社の駅となる。
- 1966年(昭和41年)7月29日 - 駅構内で電車の衝突事故発生[5]。児童ら58人負傷[5]。
- 1983年(昭和58年)度 - 貨物営業廃止[6]。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)12月25日 - 下り副本線新設、留置線増強など駅構内が大幅に改良される[8][9]。
- 2004年(平成16年)12月15日 - 新駅舎が開業し移転する。築港線乗り換え口がトランパス対応に改修されるとともに、東名古屋港発の硬券乗車券ならびに車内補充券式の乗車券の販売が終了する。
- 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正に伴い、急行の標準停車駅になる[10]。
- 2009年(平成21年)10月3日 - 築港線の4両運転に伴い、5番線ホームを3両から4両へと延長。同時にホームの拡幅およびかさ上げも行われた。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
注釈
出典
- ^ “令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月1日閲覧。
- ^ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1917年5月30日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「軽便鉄道停車場位置変更」『官報』1919年6月7日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「地方鉄道運輸開始並営業哩程変更」『官報』1924年2月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ a b 名古屋市会事務局 1983, p. 62.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1072頁。
- ^ 『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月号臨時増刊』 鉄道図書刊行会、p.25
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1076頁。
- ^ “ダイヤ改正に関する別紙資料(1)はこちらをご参照ください。” (PDF). 名古屋鉄道. 2015年3月9日閲覧。
- ^ a b c “大江(TA03)(おおえ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』、pp16-17、 講談社、2009年6月、ISBN 978-4062700146
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 毎年の統計データ(名古屋市統計年鑑) - 名古屋市
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、47頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
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