国鉄タキ18000形貨車 概要

国鉄タキ18000形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 08:36 UTC 版)

概要

本形式は、白土液専用の39t 積タンク車として1969年(昭和44年)12月10日に5両(タキ18000 - タキ18004)、1970年(昭和45年)7月25日に10両(タキ18005 - タキ18014)の合計15両が、富士重工業1社のみで製作された。

記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。

白土液を専用種別とする形式には、本形式の他には例がなく唯一の存在であった。

所有者は、王子製紙でありその常備駅は中央本線春日井駅であった。

35系に属する耐候性高張力鋼製のタンク体内面にエポキシ樹脂塗装を施した上で使用された。

荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、液出管からの下出し式である。

車体色は黒色、寸法関係は全長は10,800mm、全幅は2,538mm、全高は3,628mm、台車中心間距離は7,000mm、実容積は27.8m3、自重は14.1t、換算両数は積車5.5、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。

1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、同年4月27日に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。

参考文献

  • 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)

関連項目




「国鉄タキ18000形貨車」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国鉄タキ18000形貨車」の関連用語

1
94% |||||

国鉄タキ18000形貨車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国鉄タキ18000形貨車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄タキ18000形貨車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS