補助輪とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 補助輪の意味・解説 

ほじょ‐りん【補助輪】

読み方:ほじょりん

小児自転車後輪取り付ける小さな車輪小さな子供自転車乗る際に、左右に倒れないようにするためのもの。


補助輪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 22:33 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
補助輪

補助輪(ほじょりん)とは、自転車の両側に装着して使用する練習用具のこと。補助車輪あるいは補助車ともいう。

概要

補助輪は、L字型の金具とその先に付いた車輪で構成されていて、多くは三輪車から自転車に移行する幼年の自転車練習用に使用される。最初から補助輪が付いた状態で売られている自転車もあるが、後から装着することも可能。後輪両側のナットを緩め、補助輪の金具を付けて締める。締め方が緩いと補助輪の角度が走行中に変わってしまい、転倒事故につながることがある。取り付け・取り外しにはモンキーレンチが簡便であるが、強く締め付けるには、サイズの合ったスパナが確実。自転車販売店で工賃を支払って任せることもできる。補助輪付き自転車の中には必ずしも取り外しを前提としない製品もあり、幼稚園児(幼児)向けのものは、不用意にスピードが出ないようギア比が設定され、二輪での安定に必要な速度が出しにくい場合もある。好みの児童用自転車に取り付けるための後付け製品も数多く出回っている。

日本国内での名称

方言で車輪をコマ、タマ、コロ、ハマなどと呼ぶ地方があることから、関西では「コマ、コマツキ、タマ」、愛知や岐阜では「ワッカツキ」、広島や山口や静岡では「コロツキ」、九州では「ゴロ」、鹿児島では「ハマツキ」などと呼び名される[1][2]

補助輪の卒業

補助輪は自転車に乗ってペダルを漕ぐ感覚を養うための練習用器具であるが、取り外すと途端に乗れなくなることも多い。ヘルメットや膝当てなどの安全用品を利用すると転倒に対する恐怖心を和らげることができる。

また、漕ぎ出しがうまくできずにペダルに足を乗せられないケースも少なくない。この場合は、補助輪といっしょに、ペダルを外してしまう練習方法がある[3][4]ドライジーネのような形になる)。まずペダルを外して足で地面を蹴って前進し、滑走中は足を持ち上げることで、ふら付かずにまっすぐ乗れるようになり、次いでペダルを取り付けて漕ぐ力で前進することが習得できるとしている[5][6][7]

このような練習は広い場所が必要で、交通公園や人の少ない広い空き地のある児童公園など専門の施設を利用する方が、駐車車両や歩行者との衝突などの副次的なトラブルを避けやすい。小学校によっては、学校施設内に交通公園状の施設を持つところもある。

次世代モデル

2015年からはタイヤ内部にジャイロセンサーを搭載して自動的にバランスを取るタイプの自転車が、米国の自転車メーカーのジャイロバイクからリリースされる予定となっている。 このモデルは、ジャイロ強度を3段階で調節可能とし、自転車に慣れてくると同時にジャイロ強度を弱めていくものである。そのため、より早く自転車に慣れる利点がある[8]。厳密には補助輪ではないが、使用目的が一緒である以上、補助輪の代替技術ともなっている。

脚注

関連項目


「補助輪」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「補助輪」の関連用語

補助輪のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



補助輪のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの補助輪 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS