行政単位
人口が住む領域(301-2)は通常、小地域、部分地域 1に細分される。行政上は、行政地域 2、行政単位 2または行政区域 2として分類され、法律上の区域 2または政治上の区域 2と呼ばれることもある。一方、地理学者は、地域を地理区 3または地帯 4として分類することがある。これらは行政上の単位と対応することもあり、しないこともある。“地理区”または“地帯”という用語は、幾つかの異なる意味で使われることがあり、該当する面積はその大きさがかなり異なる場合がある。したがって、極地地区、気候地帯、大都市地区などという表現が用いられる。自然地理区 5と経済的地理区 6という用語は地理学者が用いる慣用語である。自然地域 7なる用語は人類生態学(104-5)において、他と比べて顕著な特徴のある人口が占有している地域を定義する場合に用いる。
行政区画
(行政単位 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/25 04:34 UTC 版)
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行政区画(ぎょうせいくかく)とは、国家が円滑な国家機能を執行するため、あるいは地方自治を行うために領土を細分化した区画のこと。地方行政区分(ちほうぎょうせいくぶん)などともいう。多くの国では、行政区画内を施政・管轄する機関として地方自治体(地方政府)が置かれている。なお、日本における法的な呼称は地方公共団体である。
通常、複数の基礎行政区画(日本でいう市町村)が集まり、上級行政区画(日本でいう都道府県)を形成する。また、1つの基礎行政区画が所属する上級行政区画は原則として1つであり、別の上級行政区画と重複することは通常ない。
国土の面積、人口の分布、政体のあり方などにより各国の制度が異なり、それぞれ行政区画の名称、等級、構造、数も異なる。モナコやナウルなどの小国のように、行政区画が存在しない国もある。
行政区画の種類と階層
行政区画は、その階層構造や法的機能によっていくつかの種類に分類される。階層の深さは国家の規模や歴史的背景によって異なり、単一の階層しか持たない国(マルタなど)から、4階層以上の複雑な多層構造を持つ国(フランスなど)まで存在する。
- 階層による分類
- 一般的に、国家の直下に置かれる最大の区画を「第一級行政区画」、その下に置かれるものを「第二級行政区画」と呼ぶ。末端の区画は「基礎自治体」(市町村やコミューンなど)として、住民に最も身近な行政サービスを担うことが多い。
- 機能や法的地位による分類
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行政区画は、各区画に与えられる権限や設置目的によって、主に以下のような種類に大別される。
- 一般行政区画
- 県、州、省、道など、国家を地理的・便宜的に分割した標準的な区画。
- 連邦構成主体
- 連邦制国家において、国家主権の一部を分担し、独自の憲法、政府、議会を持つ強力な区画(アメリカの州、ロシアの共和国など)。
- 特別区・直轄市
- 首都や経済的中心地など、国家にとって重要な地域に対して特別な権限や統治体制を敷いた区画(ワシントンD.C.、東京都特別区、韓国の特別市など)。
- 自治区域
- 特定の民族が多数を占める地域や、特殊な歴史的背景を持つ地域に対し、標準的な区画よりも高度な自治権を認めた区画(中国の自治区、スペインの自治州など)。
- 海外領土・属領
- 本土から遠く離れた場所にあり、本土とは異なる法制度や統治形態が適用される区画(フランスの海外県など)。
行政区画の例
アジア
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日本
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47の都道府県から構成され、その下に市町村、特別区(東京都のみ)が置かれる。市のうち政令指定都市には行政区が置かれる。町・村はいくつか集まって、または1つの町・村のみで郡を形成するが郡自体には行政組織・行政能力は無い[1]。
→「地方公共団体」も参照
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大韓民国
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一級行政区画(1つの特別市、6つの広域市、1つの特別自治市、6つの道、3つの特別自治道)が最も大きな区画で、その下に市、郡、および特別市・広域市管下の場合に区などの行政区画が置かれる。
→「大韓民国の地方行政区画」を参照
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朝鮮民主主義人民共和国
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主に3段階の区画で構成されている。最も大きな区画が直轄市、特別市、道で、その下に市、郡、区域が置かれ、さらにその下には邑、洞、里、労働者区が置かれている。 末端の行政区画の呼称は、基本的に都市部では「洞」、郡部では「里」である。郡人民委員会事務所の所在する里は「邑」と呼ばれる。なお「労働者区」は、成人人口400人以上の里のうち労働者が65%以上を占める「里」を指す。
→「朝鮮民主主義人民共和国の地方行政区画」を参照
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中華人民共和国
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一級行政区画(23の省、5つの自治区、4つの直轄市、2つの特別行政区)が最も大きな区画で、その下に地級市、自治州、アイマクといった地級行政区画が置かれ、地級行政区画の下にはさらに県、県級市、市轄区、旗などの県級行政区画が置かれる。なお、23の省には中華人民共和国が領有権を主張しているものの、実際には中華民国が実効支配している台湾省が含まれている。
→「中華人民共和国の行政区分」を参照
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インドネシア
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38の州(尼: Provinsi)から構成される。基本的には中央集権的な国家であるが、アチェ州、ジョクジャカルタ特別州、パプア州などは特別な自治権を有する特別州として位置づけられている(非対称的連邦制に近い性質)。州の下には県(尼: Kabupaten)と市(尼: Kota)が同格の自治体として置かれ、その下に郡(尼: Kecamatan)、さらに村(尼: Desa または 尼: Kelurahan)が置かれる。
→「インドネシアの地方行政区画」を参照
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フィリピン
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81の州(英: Province)から構成され、州の下に市(英: City)および町(英: Municipality)が置かれる。特筆すべき点として、市・町の下に最小行政区画である「バランガイ(英: Barangay)」が存在する。バランガイは単なる行政の下請け機関ではなく、独自の議会や、住民同士の揉め事を解決する司法・調停機能(カタルンガン・パンバランガイ)をも有する血縁・地縁的な自治共同体として機能している。
→「フィリピンの地方行政区画」を参照
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インド
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28の州(英: State)と、8つの連邦直轄領(英: Union Territory)から構成される連邦国家である。各州および直轄領の下には県(英: District)が置かれ、さらにその下にはテシル(英: Tehsil)やタルカ(英: Taluka)などと呼ばれる郡・小選挙区レベルの区画が存在する。末端区画としては、村やパンチャーヤト(村落自治会)が置かれており、広大な国土と多様な民族を統治するための多層的な構造となっている。
→「インドの地方行政区画」を参照
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アラブ首長国連邦
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7つの首長国(アラビア語: إمارة)から構成される連邦国家である。各首長国は世襲の絶対君主(首長)によって統治されており、各首長国が独自の政府機構と強い自治権を有している。
→「アラブ首長国連邦の首長国」を参照
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イスラエル
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6つの地区(ヘブライ語: מחוז)に分けられ、その下に郡が置かれている。また、これらとは別にヨルダン川西岸地区の一部である「ユダヤ・サマリア地区」を独自の行政区画として設けている。ただし、同地域は国際連合をはじめとする国際社会の多数からパレスチナの被占領地とみなされており、イスラエルによる管轄は国際的な承認を得ていない。
→「イスラエルの行政区画」を参照
ヨーロッパ
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イギリス
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イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドから成る連合国家であり、それぞれに異なる行政区画になっている。イングランドは9つのリージョンに、スコットランドは32の単一自治体(カウンシル・エリア)、ウェールズは10カウンティバラ・9カウンティ・3シティに、北アイルランドは11行政区に、それぞれ区分されている。
→「イギリスの地方行政区画」を参照
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フランス
- 13の地域圏(仏: région)、5つの海外県と海外準県、1つの特別共同体、2つの海外領土で構成される。地域圏の下には県が置かれ、その下に郡、郡の下に小郡、さらにその下にはコミューン(市町村)が置かれる。規模の大きなコミューンはさらに区に分けられる。パリ、リヨン、マルセイユは合計して45の区に分けられている。
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→「フランスの地方行政区画」を参照
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ドイツ
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16の連邦州(独: Land または 独: Bundesland)から構成される連邦国家である。そのうちベルリン、ブレーメン、ハンブルクの3都市は、市単独で州と同等の権限を有する都市州(独: Stadtstaat)となっている。州の下位区分は各州の州法によって定められるため一様ではないが、主に行政管区(独: Regierungsbezirk)、郡(独: Landkreis または 独: Kreis)、郡独立市(独: Kreisfreie Stadt または 独: Stadtkreis)、そして基礎自治体(独: Gemeinde)の階層構造を持つ。
→「ドイツの地方行政区分」を参照
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スイス
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26のカントン(州)(独: Kanton)から構成される連邦国家である。各カントンは歴史的な主権国家に起源を持ち、現在でも独自の憲法、議会、政府、裁判所を擁するなど強力な自治権を有している。さらにその下位区分である基礎自治体(ゲマインデ)も課税権などの強い権限を持ち、スイス特有の直接民主制と密接に結びついた、地方分権が進んだ行政構造の一つである。
→「スイスの地方行政区画」を参照
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ベルギー
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地理・経済的な基準に基づく3つの「地域(レジオン)」(フランデレン、ワロン、ブリュッセル首都圏)と、言語・文化的な基準に基づく3つの「言語共同体」(フラマン語、フランス語、ドイツ語)という、次元の異なる2種類の広域行政区画が重なり合う形で構成される複雑な非対称型連邦制を採用している。各々の区画が異なる権限(地域は経済・環境など、言語共同体は教育・文化など)を管轄している。
→「ベルギーの地方行政区画」を参照
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ボスニア・ヘルツェゴビナ
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デイトン合意に基づき、主にボシュニャク人とクロアチア人からなるボスニア・ヘルツェゴビナ連邦と、主にセルビア人からなるスルプスカ共和国という2つの構成体(エンティティ)によって構成される特殊な国家体制を持つ。さらに、両構成体による共同統治地域であるブルチコ行政区が存在する。ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の下には10の県が置かれているが、スルプスカ共和国には県がなく直接地方自治体が置かれるなど、構成体間で下位区分も異なる。
→「ボスニア・ヘルツェゴビナの地方行政区画」を参照
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ロシア連邦
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24の共和国(露: республика)、9つの地方(露: край)、48の州(露: область)、3つの連邦市(露: город федерального значения)、1つの自治州(露: автономная область)、4つの自治管区(露: автономный округ)で構成されており、いずれも地位の等しい連邦構成主体である。ただし、これらの数にはクリミア半島やウクライナ東部・南部など、国際的にウクライナの領土として認識されており、ロシアによる一方的な併合が承認されていない地域が含まれている。同国で重要な連邦市(モスクワ、サンクトペテルブルク、セヴァストポリ)は、市と連邦構成主体の両方の地位を有しているが、セヴァストポリの併合も同様に国際的な承認を得ていない。各々が古い住所構造を保持しているほか、カリーニングラード州のように飛地にあたる連邦構成主体も存在する。
→「ロシア連邦の地方区分」を参照
アフリカ
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エジプト
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27の県(アラビア語: محافظة)から構成される。国土の大部分がサハラ砂漠であるため、人口の集中するナイル川流域やデルタ地帯の県は面積が極めて小さく、逆に砂漠地帯の県は広大な面積を持つという極端な二極化が見られる。
→「エジプトの県」を参照
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ソマリア
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名目上は18の州(ソマリ語: Gobol)、および複数の連邦構成体によって構成される連邦制国家である。しかし、長期にわたる内戦の結果、ソマリア連邦政府の統治は全土に及んでいない。北西部には事実上の独立状態にあるソマリランドが存在して独自の行政区画を運用しているほか、プントランドなどの自立的な自治地域も存在し、法定の行政区画と実際の統治体制(実効支配)が乖離している。
→「ソマリアの行政区画」を参照
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南アフリカ共和国
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9つの州(英: Province)から構成される。地方行政は、ヨハネスブルグなどの大都市圏を管轄する都市圏自治体(カテゴリーA)、それ以外の地域を管轄する郡自治体(カテゴリーC)、および郡自治体の下位に置かれる地方自治体(カテゴリーB)の3種類の自治体によって担われている。
→「南アフリカ共和国の州」を参照
アメリカ
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アメリカ合衆国
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50州と1の特別区(英: district)、海外領土から構成されるが、州などの下に郡、独立市、市郡が置かれ、郡の下に市、町、村が置かれることが多い。州の下位行政区分は連邦法ではなく州法で規定されるので、制度・呼称などは州によって異なる。詳細は各州の記事を参照。
→「アメリカ合衆国の地方行政区画」を参照
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カナダ
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10の州(英: Province)と、3つの準州(英: Territory)から構成される連邦国家である。各州はカナダ国王(連邦政府)と主権を分かち合い独自の強い自治権を持つが、準州は連邦政府の直轄領であるという法的な非対称性がある。特に、1999年に設立されたヌナブト準州は、先住民であるイヌイットの権利回復と自治権拡大を目的として広大な国土を分割して創設された行政区画の再編事例である。
→「カナダの州」を参照
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ブラジル
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26の州(葡: estado)と、首都ブラジリアを内包するブラジリア連邦直轄区(葡: Distrito Federal)から構成される。各州の下には基礎自治体であるムニシピオ(葡: município)が置かれている。他の多くの連邦国家とは異なり、連邦を構成する州と基礎自治体であるムニシピオの中間となる行政区画(郡など)は存在せず、ムニシピオが州と直接結びついているのが特徴である。
→「ブラジルの地方行政区分」を参照
脚注
- ↑ 例外として、東京都島嶼部の各町村は郡に属していない。
関連項目
行政単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/15 13:45 UTC 版)
郡内にはブランデンブルク土壌保全局、下級水道局、下級廃棄物管理局が置かれ、州環境省から委任された担当者が地域の水、森林、草原にかかるあらゆる問い合わせや申請を受け付けている。また、エーバースヴァルデにはブランデンブルク州中央公文書館(ドイツ語版)の支所が置かれている。
※この「行政単位」の解説は、「バルニム郡」の解説の一部です。
「行政単位」を含む「バルニム郡」の記事については、「バルニム郡」の概要を参照ください。
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