臭素酸カリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 01:19 UTC 版)
臭素酸カリウム | |
---|---|
![]() |
|
臭素酸カリウム |
|
別称
臭素(V)酸カリウム
|
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7758-01-2 ![]() |
PubChem | 24444 |
EC番号 | 231-829-8 |
国連/北米番号 | 1484 |
KEGG | C19295 ![]() |
RTECS番号 | EF8725000 |
特性 | |
化学式 | KBrO3 |
モル質量 | 167.00 g/mol |
外観 | 白色結晶性粉末 |
密度 | 3.27 g/cm3 |
融点 | 350 ℃ |
沸点 | 370 ℃(分解) |
水への溶解度 | 6.91 g/100 mL (20℃) 13.3 g/100 mL (40 ℃) |
溶解度 | アルコールに微溶 アセトンに不溶 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ICSC 1115 |
EU分類 | Carc. Cat. 2 有毒 (T) 酸化剤 (O) |
EU Index | 035-003-00-6 |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R45, R9, R25 |
Sフレーズ | S53, S45 |
引火点 | 不燃性 |
半数致死量 LD50 | 321 mg/kg |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭素酸カリウム(しゅうそさんカリウム、potassium bromate)は、カリウムの臭素酸塩で、化学式 KBrO3 で表される無機化合物である。ブロム酸カリ、ブロメートとも呼ばれる[1]。
化学的性質
臭素酸カリウム自体は不燃性だが、強力な酸化剤であり、他の物質を酸化させる作用がある。このため、第1類危険物に指定されている。
加熱により分解し、有毒で腐食性のある粉塵(フューム)が発生する。炭素、リン、硫黄などの可燃性物質や還元性物質と激しく反応し、火災の危険をもたらす[2]。
臭素酸カリウムは、熱した水酸化カリウム溶液中で臭素を反応させることによって生成される。最初に形成されるのは次亜臭素酸イオンであるが、高温の塩基性溶液中では不安定なため臭化物イオンと臭素酸イオンへ迅速に不均化される[3]。
-
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。
- 臭素酸カリウムのページへのリンク