自分探し
自分探し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:50 UTC 版)
「青年海外協力隊堕落論」の記事における「自分探し」の解説
オバタカズユキが『諸君!』に寄せた記事で、協力隊が「自分探し」の場になっていると指摘した。記事の中で示された協力隊事務局がまとめた資料によると、協力隊応募説明会の参加者のアンケートにて応募動機(複数回答可)として挙げた1位は「(自分の)可能性を試してみたい。生き方を模索したい」であり63.8%で例年ダントツであり、2位も「海外、異文化を体験したい」で「国際貢献や国際協力をしたい」という本来の目的は両者の下であった。「村落開発」「日本語教師」「青少年活動」など募集資格が低く、専門性が曖昧な職種に応募者が殺到しているとした。オバタは「(自分の)可能性を試してみたい。生き方を模索したい」も「海外、異文化を体験したい」も、要するに「自分探し」の亜種と解釈できるとした。 「協力隊の説明会で説明を行っていた隊員OBの女性が『あなたは今、どこにいますか?そこにいることを実感できますか?私がこれから説明するボランティア精神とは、あなたが自分自身を主体的に生きるためのスピリッツなのです!』と叫んでいた」のを目撃し、オバタは、まるで新興宗教のようだと感じたと述べている。オバタは協力隊員が繰り返して使う「自分」や「主体的」という言葉に着目し、「『協力隊に参加すること』がイコール『人間性を高めること』というならあまりにも短絡的」「(協力隊志望者たちの)『自分たちはいいことをしている』と本気で思って疑わない危うさがある」ことを指摘した。
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