無事

デジタル大辞泉

ぶ‐じ【無事】

読み方：ぶじ

［名・形動］

１ 普段と変わりないこと。また、そのさま。「日々を—に送る」「平穏—」

２ 過失や事故のないこと。また、そのさま。「航海の—を祈る」「—に任務を果たす」「手術が—終了する」

３ 健康で元気なこと。つつがないこと。また、そのさま。「—を知らせる便り」「父母の—な顔を見て喜ぶ」

４ なすべき事がないこと。ひまな状態。

「われ—に苦みて、外に出でて遊ばんことを請い」〈鴎外訳・即興詩人〉

５ 何もしないこと。

「只道士の術を学んで、無為を業とし、—を事とす」〈太平記・一〉

短編小説作品名辞典

無事

作者林京子

収載図書三界の家
出版社新潮社
刊行年月1990.12
シリーズ名新潮文庫

収載図書三界の家 道
出版社日本図書センター
刊行年月2005.6
シリーズ名林京子全集

ウィキペディア

無事

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

無事

出典:『Wiktionary』 (2021/09/17 14:55 UTC 版)

名詞・形容動詞

無事（ぶじ）

1. 何事もなかったこと、心配していたことが起こらなかったこと。
   • 人間は無事をこいねがうの念の強ければ、その強いだけそれだけ臆病になるものである。（伊藤左千夫 『水害雑録』）
   • 静岡が丸潰れになるほどなら三島あたりでもこれほど無事なはずがなさそうに思われた。（寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』）

活用

副詞

無事（ぶじ）

1. 何事もなく、つつがなく。
   • その他いろいろありましたが、無事終ったことにはマチガイございません。（坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その三 魔教の怪』）

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「無事」の例文・使い方・用例・文例

• 私に今できるのは彼の無事を祈ることだけです
• 潜水艦を無事に海底に着地させる
• 彼の無事を確信している
• 彼女は手術を無事に乗り切った
• 彼女は彼が無事に戻ったことを喜んだ
• 警察は子どもが駐車した車の中で無事にいるのを発見した
• 幸運にも彼らは無事に戻ってきた
• 無事に，何事もなく
• 彼は船が無事着いたことを会社に知らせた
• 彼女の乗った飛行機が無事着陸することを願っている
• パイロットは飛行機を無事着陸させた
• 君が無事に着いてくれさえすればよい
• 無事に
• 私が一番心配なのは彼が無事にそこに到着できないのではないかということだ
• 彼は彼女の無事を神に祈った
• 彼らが無事と知りおおいに安心した
• 彼の無事を自分で確かめるまで安心できない
• その7人の宇宙飛行士は任務から無事帰還した
• あなたが無事に帰ってきて私はうれしい
• 行方不明だった子どもが無事に見つかった