大火災
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 09:42 UTC 版)
1881年12月8日、ホフマン物語が上演されることになっていたが、その上演前に舞台から出火して火災が発生した。警報装置は作動せず、いきなり客席の明かりが消えた。驚いた観客は一斉に出口に殺到した。しかしドアは内側にしか開かないようにできており、殺到した人々によって開くことができなくなってしまった。400人以上の死者を出し、「ウィーンの劇場史上最悪の惨事」と呼ばれた。この事故を受けて、ウィーンの街は一か月のあいだ喪に服し、公式行事なども一切中止された。 市民はエドゥアルト・ターフェ首相を責任者であるとして非難した。普段から帝国の方策に批判的なオーストリア皇太子ルドルフも、この惨事にかこつけて政府を厳しく糾弾した。
※この「大火災」の解説は、「リング劇場」の解説の一部です。
「大火災」を含む「リング劇場」の記事については、「リング劇場」の概要を参照ください。
「大火災」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- 大火災のページへのリンク