中位数とは? わかりやすく解説

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ちゅうい‐すう〔チユウヰ‐〕【中位数】

読み方:ちゅういすう

中央値


中央値(中位数、メディアン)

人口学でもっとも頻繁に用いられる平均 1算術平均 2であって一連の指標に関する数量合計をその生起回数割った商から成っている。平均という言葉が何かの限定付けず用いられる場合通常算術平均意味する幾何平均 3は、全観測値が正の場合用いられることがある。これはN個の数値の積のN乗根である。加重平均 4個々の数量にそれぞれ違った特定の重み 5乗ずることにより求められる。中央値(中位数、メディアン) 6一組 7観測データ大きさの順に並べた時にちょうど中央位置するデータの値である。最頻値モード) 8一連の観測値の中で最も普通でありよく用いられる値である。


中央値

(中位数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 07:20 UTC 版)

中央値(ちゅうおうち、: median)あるいはメジアンメディアンとは、データ集合代表値の一つで、順位が中央である値のことである。ただし、データの大きさが偶数の場合は、中央順位2個の値の算術平均をとる。

例えば5人の年齢10歳、32歳、96歳、100歳、105歳からなるデータの中央値は、順位が上からも下からも3である96(歳)となる。0歳の子供が2人増えて7人になると、中央値は32歳となる。

平均値との関係

最頻値・中央値・平均値の図示

中央値は平均値と同様に集団の代表値を得る目的で使う。例えば年収からなるデータの場合を考えてみると分かりやすい。

一部の富裕層が平均年収をつり上げてしまう例を考える。人口100人の集落で、90人が年収200万円だとしても、10人が年収5000万円であれば平均年収は680万円となる。

一方中央値は、年収が低い順(高い順)に国民を並べたときにちょうど真ん中になる人の年収を表している。この場合、中央値はあいかわらず200万円であり、一部の富裕層の年収が中央値に与える影響はない。

例えば1人の億万長者が人口の少ない町に引っ越してくれば平均年収はつり上がってしまうが、年収の中央値はせいぜい1順位上がるに過ぎない。

厳密な定義

確率変数 X累積分布関数F(x) とするとき、 F(x) は実数値非単調減少関数、右連続関数となる。この時、次の不等式を満たす実数 m を中央値(メディアン)と呼ぶ。

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