三角波とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > > 三角波の意味・解説 

さんかく‐なみ【三角波】

読み方:さんかくなみ

方向の違う二つ上の波が重なり合ってできる三角状の高い波。暴風中心が通る水上などに起こる。→巨大波フリーク波


三角波(さんかくなみ)pyramidal wave

進行方向異なる波がぶつかったときに出来る、峯の尖った波をいう。進行する重力波の頂は120度より尖らず、それ以上になると砕ける。しかし定常波(standing wave)の場合には頂角90度まで尖り得るため、重複波では波形勾配大きな波が起こり得る風系複雑な台風の中などでは、規模大きな典型的な三角波が立ち、非常に危険である。

三角波

読み方さんかくなみ
【英】:Pyramidal wave

進行方向異なる波がぶつかったときに出来る、峯の尖った波をいう。進行する重力波の頂は120度より尖らず、それ以上になると砕ける。しかし定常波(standing wave)の場合には頂角90度まで尖り得るため、重複波では波形勾配大きな波が起こり得る風系複雑な台風の中などでは、規模大きな典型的な三角波が立ち、非常に危険である。または、ひとつのウネリピークが1ヶ所で割れ波が三角の形になることの意味もあり、これは以外とGOODコンディション時に使う。

三角波

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:08 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
静岡県伊東市の海岸から見た小規模の三角波 〔画面中央〕

三角波(さんかくなみ)とは、進む方向が異なる二つ以上の波が重なり合ってできる、三角状の、波高の高い波のことである[1]。波の峰がとがっている[2]

例えば、暴風の中心が通る水上などに起こる[1]。暴風域のいたるところで波が発生しているため、それらの波が全て様々な角度で重なりあうためである。また、絶壁や防波堤などの近くでも生ずることがある[2]。入射波と反射波が重なりあうためである[2]。また、潮流の向きとの向きが反対の場合にも生じる。

船乗りからは大変恐れられている波である。船が下から繰り返し短い周期で突き上げられ揺れ幅がみるみる大きくなったり、あるいは予測不能なタイミングで突発的に突き上げられるようなかたちになり、突然安定を失い沈没させられてしまうことがあるためである。中程度以上の大きさをもつ安定した船であっても、あっけなく沈没させられてしまうことがある。経験豊富な船乗りでも打てる手はあまり無く、できることと言えばせいぜい三角波が生じそうな海域には近付かないこと、また入ってしまった場合はその海域から早く脱出すること。 また、転覆や沈没が避けられない状態に陥ったら、敢えて船体を座礁させることくらいしかない、と言われている。

英語ではpyramidal wave、フランス語ではvagues pyramidales などと言い、「ピラミッド状の波」と表現されている。

出典

  1. ^ a b 三角波」『デジタル大辞泉』 - コトバンク。2020年5月18日閲覧。
  2. ^ a b c 広辞苑』 第五版 P.1103【さんかく】-【さんかくなみ】

「三角波」の例文・使い方・用例・文例

  • 三角波の立つ海.
  • 三角波の立つ海
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



三角波と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三角波」の関連用語

三角波のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三角波のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
海洋情報研究センター海洋情報研究センター
Copyright (C) 1997-2025 Marine Information Research Center, Japan Hydrographic Association. All Right Reserved.
i92i92
Copyright(c)2025 i92surf.com All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三角波 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS