オーバーレイ【overlay】
オーバーレイ
オーバーレイとは、主にプログラムが大きすぎてメインメモリに格納できないような場合に、プログラムを機能ごとに分割し、それぞれのセグメントをプログラム自身が管理、制御することである。他にも、層を重ね合わせるといった意味で様々な場面に用いられる表現である。
(1) プログラムが大きすぎて、コンピュータのメインメモリに格納できないような場合に、プログラムを機能ごとにセグメント(モジュール)ファイルに分割し、それぞれのセグメントをプログラム自身が管理、制御することである。こうした構造を持つプログラムをオーバーレイプログラム、分割されたセグメントファイルをオーバーレイモジュールと呼ぶ。オーバーレイプログラムが実行される場合は、最初にメインプログラムだけがメインメモリに読み込まれ、セグメントに分割された機能が必要になった場合だけ、該当するオーバーレイモジュールがメインメモリに読み込まれる。なお、オーバーレイモジュールは不要になると、メインメモリから消去される。OSがセグメントを管理するものは仮想記憶やDLLとなる。
(2)グラフィックスチップで表示しているパソコンの画面に、映像機器からのビデオ信号を重ねて表示すること。特に「ビデオオーバーレイ」と呼ばれる場合が多い。
(3)プレゼンテーションなどにおいて、複数の透明なOHPシートを重ね合わせるように見せる説明手法のこと。
(4)オーバーレイ
平軸受けのベアリングの内面に、なじみ性をよくするために施されるスズなどのめっき層のこと。銅合金系のベアリングメタルは耐荷重性が高いものの、なじみ性が柔らかいホワイトメタルなどと比べて劣る。この初期なじみをよくするために用いられる。
参照 プレーンベアリング重層
オーバーレイ
(overlay から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 14:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動オーバーレイ(overlay)
- シルクスクリーン等の版画や印刷の用語
- 写真や図表などの上に重ねる、副次的情報を書いた半透明の紙や透明フィルム。
- 画像や画面、データなどに別の情報を重ね合わせること。そのような表示方法。
- レイヤーの描画モードの1つで、画像を上描きしたような効果がある。
- オーバーレイ (情報工学) - メモリ管理技術。
- オーバーレイ・ネットワーク - ネットワーク技術。
- ビデオオーバーレイ(video overlay) - ビデオ信号にデジタル画像を(AD変換せずに)スーパーインポーズすること。
- 舗装の修繕技術。
- カラー・オーバーレイ - スクリーントーンのうち、主に色付きのもの。単にオーバーレイとも、カラートーンとも呼ばれる。
- オーバーレイデンチャー - インプラントの補助的義歯
- 「…の上に横たわる」、「…の上に覆いかぶさる」などの意味を持つ英単語「overlie」の過去形。
ウィクショナリーには、overlayの項目があります。
![]() |
このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
「overlay」に関係したコラム
FXのチャート分析ソフトMT4で1つのチャート画面に2つの通貨ペアを表示するには
FX(外国為替証拠金取引)のチャート分析ソフトMT4(Meta Trader 4)では、1つのチャート画面に1つの通貨ペアのチャートが表示できます。2つの通貨ペアのチャートを見比べたい時には、2つのチ...
- overlayのページへのリンク