itアウトソーシングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > itアウトソーシングの意味・解説 

アイティー‐アウトソーシング【ITアウトソーシング】

読み方:あいてぃーあうとそーしんぐ

information technology outsourcing》⇒アイ‐ティー‐オーITO


ITアウトソーシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/01 06:21 UTC 版)

ITアウトソーシングとは、各企業の管理プログラム作りなど、コンピュータインターネット技術に関連した業務の外部委託(アウトソーシング)のことを指す。略してITO(Information Technology Outsourcing)。各企業の内部管理部門で行われていた総務、人事、経理、給与計算関係のデータ出入力を中心とした業務やコールセンターなどを専門企業に外部委託することを指すビジネス・プロセス・アウトソーシング(略してBPO)に対して使われる場合が多い。

ITアウトソーシングの概要

ITアウトソーシングを行なう理由は、企業での人材不足、コスト削減などである。なお、ITアウトソーシングはITES (Information Technology Enabled Services)と呼ばれる場合もある。

企業は一国だけでなく、複数の国へアウトソーシングを出すことが珍しくなくなってきている[1]

国内アウトソーシング

同国内へのITアウトソーシングは、子会社、関連会社、専門会社などに委託される。

ただし、国内の受注は同国内の企業が強い、とは必ずしも言い切れない。インドのように、外国の受注を取ることに熱中していたら、IBMなど外国の企業が国内に子会社を作り、気がついたら国内受注トップの座を奪われていた、といった事例もある[2]

海外アウトソーシング

インドは世界最大のアウトソーシング受け入れ国であり、欧米を初め多くの企業がインドにアウトソーシングを行っている。代表的な企業は、タタ・コンサルタンシー・サービシズウィプロなど[1]

また、アメリカ同時多発テロ事件を契機に企業が一国にアウトソーシングをする危険性を勘案するようになったこと、インドが人材の問題(高い離職率、人件費の高騰)、為替の変動により、価格優位が弱まっていることがあり、価格面で相対的に魅力的となってきたアルゼンチンブラジルなどが、新たなアウトソーシング先として注目されている[1]

東欧ではウクライナエストニアが人件費が低く開発能力が高いためアウトソーシング事業が盛んである。

日本からは中国ベトナムなど東南アジア諸国、インドなどへ受注を出している。

脚注

  1. ^ a b c 「アウトソーシング新時代 大国インドの人気はコスト優位性が崩れて低下し、別の国が浮上」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年4月17日付配信
  2. ^ 「アウトソーシング大国、インドの岐路」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2007年8月24日付配信
[脚注の使い方]

関連記事


ITアウトソーシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:54 UTC 版)

エクスペリス」の記事における「ITアウトソーシング」の解説

エクスペリスが特に強化している事業領域である。 また、グループ会社より、中国韓国フィリピンインドなどのアジア圏からの人材招致行っている。海外エンジニアに対して来日前から日本語日本の風土・慣習に関する研修実施し

※この「ITアウトソーシング」の解説は、「エクスペリス」の解説の一部です。
「ITアウトソーシング」を含む「エクスペリス」の記事については、「エクスペリス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「itアウトソーシング」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「itアウトソーシング」の関連用語

itアウトソーシングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



itアウトソーシングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのITアウトソーシング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのエクスペリス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS