タタ・コンサルタンシー・サービシズとは? わかりやすく解説

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タタ・コンサルタンシー・サービシズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 16:55 UTC 版)

タタコンサルタンシーサービシズ
Tata Consultancy Services Limited.
種類 公開株式会社
市場情報 BSE532540
NSETCS
略称 TCS
本社所在地 インド
ムンバイ
設立 1968年
業種 ITソフトウェア
事業内容 ソフトウェア開発・コンサルティング業・ITインフラ管理業
代表者 ラジェシュ・ゴピナタン(最高経営責任者 兼 マネージングディレクター)
売上高 221.74億米ドル
営業利益 54.14億米ドル
純利益 45.13億米ドル
従業員数 60万7,354人 (2024)[1]
決算期 2025年度3月期
主要株主 タタ・グループ
主要子会社 TRDDC
関係する人物 N.チャンドラセカラン
外部リンク www.tcs.com/investor-relations
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タタコンサルタンシーサービシズ英語Tata Consultancy Services: TCS)は、インド・マハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置くインド最大手のITサービス企業。インド最大財閥タタ・グループの中核企業。世界55カ国に60万人超の社員を擁し、アクセンチュアIBMとあわせてBIG3企業と称される。MMIとPCMMの双方でレベル5を取得した世界唯一の企業である。日本においては、三菱商事との合弁会社である日本タタ・コンサルタンシー・サービシズが日本法人として活動している。

概要

タタ・グループ(タタ財閥)のITサービス企業であり、コンサルティングを基盤とし、ITインフラ、BPO、エンジニアリング、IoT、デジタルトランスフォーメーション(DX)、エンタープライズアプリケーション、アシュアランスサービスなど、サービス領域は多岐にわたる。

世界100以上の拠点を有機的に結ぶ、独自の「グローバル・ネットワーク・デリバリーモデル(Global Network Delivery Model)」や、コンピュータ(マシン)に何ができるかを考え、人間によって行われている作業をテクノロジーによって自動化するアプローチを基本とした「マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model: MFDM)」を強みとしている。

ゼネラル・エレクトリック(GE)シティグループ(Citi)AT&Tボーイングブリティッシュ・エアウェイズをはじめ、1000社超のグローバル大手企業の顧客との取引実績を有し、製造、金融/保険、通信/メディア、旅客/運輸、小売/消費財、ハイテク、電力、ライフサイエンス(医薬品/医療機器)、教育、公共など、幅広い業界/業種に向けてソリューションを提供している。

IBMAccentureと並ぶITサービス企業の最大手と見なされBIG3と称されている。イギリスの企業格付け会社であるBrand Finance社の提供するITサービス分野の2025版ランキングでは、TCSがブランド価値として200億米ドルを突破した2番目のグローバルITサービスブランドとなった(1位がアクセンチュア、3位がインフォシス、4位がIBMである)[2][3]

スポンサー活動

2014年よりニューヨークシティマラソンのタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーを務めている。

2017年より全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)に参戦するNAKAJIMA RACING(チーム総監督:中嶋悟)のタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーを務めている。

2021年-22年シーズンより、フォーミュラEに参戦するジャガー・TCS・レーシングのタイトルスポンサーを務めている。

日本における事業

1987年より日本市場に進出し、2003年に日本法人を設立。

2014年7月1日、タタコンサルタンシーサービシズジャパン株式会社、株式会社アイ・ティ・フロンティア(三菱商事グループのIT中核企業)、および株式会社日本TCSソリューションセンターの3社が合併し、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(日本TCS)が発足、事業を拡大している。

関連項目

脚注

外部リンク





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