bacillariophyceaeとは? わかりやすく解説

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珪藻類 [Diatoms,Bacillariophyceae]

 単細胞藻類の1群で、有色門の中の珪藻綱構成する細胞複雑な構造をした珪酸質の殻に被われることが大きな特徴である。殻は非常に丈夫で化石としても残り工業的に採掘されている珪藻土珪藻大量に堆積してできたものであり、種々の用途(断熱材、保温材濾過材、研磨材)がある。珪藻分類学上、殻の形模様放射相称中心目と左右対称羽状目に大きく分かれ10万種以上が記載されている。殻の構造はよくペトリ皿例えられ大まかに僅かに大きさの違う二つ重なり合った構造をしている。通常無性的に細胞分裂行いそれぞれの二つ娘細胞の殻の一方になる。この際娘細胞のもう一方は親から受け継いだ内側かつくられるため、結果として大きさが違う娘細胞ができる。この細胞縮小化回復させるために、ほとんどの種で有性生殖を行うことが知られている。有性生殖には卵と精子による受精と、同型配偶子による接合二通りがあるが、いずれの場合接合子大きく膨潤し、増大胞子よばれるものになる
珪藻淡水域海水域を問わず広く高密度に分布し動物プランクトン、稚仔魚などの重要なとなっているが、別名"海(湖)の牧草"ともよばれている。しかし、中には記憶喪失性貝毒原因になる珪藻や、"白潮"あるいは"厄水"とよばれる"赤潮"に似た水の異常現象原因となる珪藻もある。



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