AB-3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/09 18:49 UTC 版)
1928年(昭和3年)、中国海軍から日本に発注された巡洋艦「寧海」の艦載機として、愛知時計電機航空機部(のちの愛知航空機)に対して瓦斯電「神風」エンジンを搭載した単座複葉の水上偵察機の開発が発注された。愛知は社内名称「AB-3」として、併行して開発されていたAB-2水上偵察機を参考にしつつ三木鉄夫技師を設計主務者として開発を進め、1932年(昭和7年)1月に試作機1機が完成した。木金混合骨組みに羽布張り双フロート、ハインケル系の設計によるAB-3は、試験飛行の結果良好な性能を発揮したが、中国海軍には制式採用されず、制作された試作機はサンプルとして中国に輸出された。なお、AB-3は愛知が初めて自主的に開発した機体だった。
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