XMLコンフィギュレーション不要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 03:49 UTC 版)
「Grails」の記事における「XMLコンフィギュレーション不要」の解説
「設定より規約」も参照 JavaによるWebアプリケーション作成では、開発開始時点や途中で環境やフレームワークの構成設定が必要である。そのコンフィギュレーションは XML ファイルとして切り出して設定しやすくし、構成設定をアプリケーションのコードに埋め込まないようにすることが多い。 XML によるコンフィギュレーションはアプリケーション間の一貫性を高めるということで当初は歓迎された。しかし最近では、有効性は認めるものの、実際にXMLファイルの設定を修正するのは面倒だという人が多くなっている。アプリケーションが成長するにつれて、開発者はフレームワークのコンフィギュレーションを理解し、維持することに時間を費やすことになり、生産性を低下させる要因になっている。アプリケーションに機能を追加したり修正したりする度にXMLコンフィギュレーションも修正していると、アプリケーションの改良が遅くなり、生産性が低下する。 Grails では、XMLコンフィギュレーションファイルの修正を不要にした。その代わり、フレームワークが規約を使ってアプリケーションのコードを調べる。例えば、grails-app/controllers フォルダ内の名前の最後が Controller となっているクラス(例えば BookController)は、MVCのコントローラと見なされる。対応するビューも無指定の場合は grails-app/views/コントローラ名/アクション名.gsp となる。 ただし、設定が全くないわけではなく、データベースやログの設定などは ConfigSlurper の形式で grails-app/conf フォルダ内に配置する。ここの設定は GrailsApplication.config から読み込める。
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