WPFにおける仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 15:47 UTC 版)
「Extensible Application Markup Language」の記事における「WPFにおける仕様」の解説
XAMLにおける要素 (element) はCLRにおけるオブジェクトインスタンスに、属性 (attribute) はCLRにおけるプロパティやイベントに対応する。典型的には、XAMLファイルはMicrosoft Expression Blend、Microsoft Visual Studio、XAMLPadのような開発ツールによって生成される。XAMLファイルは.bamlファイル(バイナリファイル)にコンパイルされ、リソースとして.NET Frameworkアセンブリに含められる。実行時には、CLRがアセンブリのリソースから.bamlファイルを抽出・解析し、WPFのユーザーインターフェイス要素やワークフローを作成する。 WPFにおいては、XAMLはAdobe Flashのように表現豊かなユーザーインターフェイスを記述することができる。他のXMLベースのユーザーインターフェイス記述言語にはXULやUIML(英語版)がある。XAMLは単純な2Dグラフィックスだけでなく3Dオブジェクトも記述することが可能で、さらに回転・拡大縮小といった変形に加えて、アニメーションやその他の多彩な効果を表現することができる。 XAMLで記述可能なあらゆるものはまた、C#やVB .NETなどといった.NET言語によるコードビハインドでも記述することができる。しかし、重要な相違点として、XAMLはXMLベースであるがゆえに、開発ツール(RADツール)の設計が容易であるという点が挙げられる。その結果、特にWPFにおいて、XAMLファイルを生成するためのさまざまなツールが開発されている。また、XMLであるために分析者・デザイナー・開発者がそれぞれの立場から製品に関与することが容易になっている。
※この「WPFにおける仕様」の解説は、「Extensible Application Markup Language」の解説の一部です。
「WPFにおける仕様」を含む「Extensible Application Markup Language」の記事については、「Extensible Application Markup Language」の概要を参照ください。
- WPFにおける仕様のページへのリンク