Variations on a theme of Paganiniとは? わかりやすく解説

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ローゼンブラット:パガニーニの主題による変奏曲

英語表記/番号出版情報
ローゼンブラットパガニーニの主題による変奏曲Variations on a theme of Paganini作曲年1987年 

作品解説

執筆者: 加藤 麗子

 ローゼンブラットソロ作品の中では現時点において最高の充実度を持っているこの曲について作曲者は「現代ピアノ演奏において最も効果的なメソード取り入れ、更に極めて典型的なジャズ特徴スイングジャズ)を組み合わせている。」と述べている。歴史的な芸術家たちはこのパガニーニの主題魅力感じ作品取り入れてきた。リストブラームスラフマニノフルトスワフスキー近年ではファジル・サイ、そしてローゼンブラットがそこに加わる。本作品では、第1変奏冒頭爆発的なリズム野性的なベースライン右手奏される4度和音などが強烈な印象与える。各変奏は高度な構築性を持っており、最後にフーガ置かれている。フーガは常に疾走感帯びており、破壊的なフィナーレとなっている。世界初演はDmitri Ratser。

なお、作品中幾つかの変奏音楽家などの「肖像」であるという。第1変奏は「Gino Vannelli」、第2変奏は「Modern Brahms」、第4変奏は「Modern boogie」、第6変奏は「Swing」、第7変奏は「Thelonius Monk +Oscar Peterson」、第9変奏は「Bill Evans」、第10変奏は「Oscar Peterson」をイメージしているそうである。これらは作曲家自身による説明だが、楽譜には記されていない

==(筆者コメント)====================================

超絶技巧である上に、拍子リズムの表現も非常に難易度の高い作品だが、ローゼンブラット魅力満載である。ローゼンブラット自身のこの曲の生演奏間近見学したことがあるが、大変ユニークな弾きっぷりで、まるでピアノ漫才をしているようだった。そしてベース鳴らし方が絶妙だったのが強く印象残っている。


ベルコヴィッチ(ベルコヴィチ):パガニーニの主題による変奏曲

英語表記/番号出版情報
ベルコヴィッチ(ベルコヴィチ):パガニーニの主題による変奏曲Variations on a theme of Paganini


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