VALS
別名:バルス
購買決定プロセスにおける消費者の行動を予測するために心理学的理論と社会学的理論に従って消費者を類型化したスタンフォード研究所のライフスタイル分析。類型化(タイポロジー)は大きく、
(1)ニード・ドリアン(生活耐乏グループ)、
(2)アウター・ディレクテッド(外的動因グループ)、
(3)インナー・ディレクテッド(内的動因グループ)、
(4)インテグレーテッド(自己実現グループ)の四つに区分。
(1)はさらにサバイバー(生き残り)とサスティナー(耐乏者)に、(2)はビロンガーズ(保守的)とエミュレーター(上位志向派)とアチーバーズ(到達者)に、(3)はアイ・アム・ミー(個性志向派)とイクスペリエンシャル(経験志向派)とサイアタリー・コンシャス(社会志向派)に分けている。細かくは9つのタイポロジーに区分し、それぞれのライフスタイルの特性を分析し報告している。NTTデータ通信株式会社は、このタイポロジーの版権を購入し、日本流に修正して、ジャパン・バルス(Japan-VALS)として提供している。

バルス
ヴァルス
ライフタイム・タイポロジー。マズロー欲求5段階発展説をバックグランドにし、スタンフォード研究所(SRI)のアーノルド・ミッチェル(Arnold Mitchell)が新たな欲求パターンを提案したもの。生存欲求はベースになるが、それが満たされると外的要因(Outer-Directed)によって、または内的要因(Inner-Directed)によってライフスタイルが変化、進展するという説。社会・経済の発展、心理的な発展によって、消費者は同一な塊ではなく、さまざま方向に心変わりし、その変化によってライフスタイルが異なる。さまざまに枝分かれした消費者をライフスタイルのタイプによって9つに分類した。どのようなライフスタイルに訴求するか市場戦略を練るのに参考になる。
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