Twitterの関連性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:56 UTC 版)
「座間9人殺害事件」の記事における「Twitterの関連性」の解説
事件にはSが被害者の誘い出しに使った手段、Sの逮捕に繋がる情報提供の双方にTwitterが関連しており、以下で解説する。 2017年3月よりSはTwitterを利用して自殺願望を持つ女性たちと交流するようになり、1人目の被害者となった神奈川県の20代女性とは8月8日にやり取りを始め、同月13日には実際に会っていた。この1人目の被害者が「初めて誘い出せた女性だった」と供述している。 Sは複数のTwitterアカウントを保有しており、また、9人の大半とは「Twitterで知り合った」と供述し、そのうち「首吊り士」を名乗ったアカウントでは自殺志願者に方法などを助言するような投稿を盛んに発信し、また「死にたい」と投稿したアカウントに対しては個別にメッセージを送るなどしており、積極的に自殺志願者たちと連絡を取り合っていた様子があった。自殺志願者に対しては自殺前に家族や友人、SNSに連絡をしないことを勧めることもしていた。そして、SはTwitterで自殺幇助を称しつつ自殺志願者と接触しており、相手を殺害後は新たな自殺志願者を装う目的で複数のアカウントを使い分け、相手を次々に誘い出していた可能性がある。 10月24日に最後の被害者の兄は警視庁高尾警察署に捜索願を提出しているが、同日にTwitter上で被害者の状況を説明した。このとき、逮捕時に囮役を行った女性が兄に対しTwitter上で情報提供している。 Sの逮捕後、Twitterを運営するTwitter社の日本法人は2017年11月7日に運用ルールに新項目を追加し、「自殺、自傷行為をほのめかす投稿を発見した場合は助長や扇動を禁じます」との文言を追加したことを明らかにした。違反があればツイートの削除やアカウント凍結の措置を取るとしている。
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