サクラコブアブラムシ
和名:サクラコブアブラムシ |
学名:Tuberocephalus sakurae Matsumura |
ヨコバイ目,アブラムシ科 |
分布:北海道,本州,四国,九州 |
写真(上):サクラの新梢先端部に形成された虫こぶ(サクラハチヂミフシ) |
写真(下):虫こぶ内のサクラコブアブラムシ |
説明 ヤマザクラなどのサクラ類に虫こぶ(サクラハチヂミフシ)を形成する。冬芽の基部で越冬した卵は,春に新梢が伸びる頃に孵化する。幼虫は枝の先端部の葉に寄生するが,その寄生によって新梢の先端部と葉が萎縮し,赤色で肉厚の虫こぶが形成される。この虫こぶ内で繁殖した個体は6月には有翅の成虫となり,二次寄主であるヨモギに移住する。ヨモギでは土中の地下茎に寄生しアリと共生する。秋になると再び有翅の成虫が現れてサクラに戻り,越冬卵を産む。きわめて広く分布する普通種である。 |
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