Thème original varié Op.23とは? わかりやすく解説

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ラヴィーナ:創作主題による変奏曲

英語表記/番号出版情報
ラヴィーナ:創作主題による変奏曲Thème original varié Op.23作曲年1849年  初版出版地/出版社Hofmeister 

作品解説

2011年5月 執筆者: 上田 泰史 

世紀前半創作締めくくる大作オペラ序曲思わせる長大序奏続き、素ユーモラスな舞曲風の主題登場する。そのおどけた調子序奏真面目な雰囲気とは不釣り合い思えるほどである。このテーマは、まず後半部分が変ロ長調二度変奏される。一度目は分散和音中に主題旋律埋め込む書法二度目両手交互に素早く動かす書法によっているが、これらはいずれ当時ヴィルトゥオーゾたちが好んで用いたテクニックである。第2変奏「アンダンテ・レリジオーゾ」は壮大なコラールである。後半オルガン風の分厚い和音が「宗教的雰囲気助長する次に短い間奏部を挟んで三部から成るフィナーレに入る。ここでは6/8拍子自由に変奏された主題と、序奏モチーフ現れる。曲を締めくくるコーダで再び主題取り上げられるが、演奏者にとってはおそらくここが最大難所である。跳躍を伴うオクターヴ連続する部分指定されテンポは♩=160、さらに分散和音連続する最後の頁では♩=176という猛スピード要求される優美なサロン作曲家秘める血気露わにした傑作である。スペイン王女、イザベル二世献呈




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