ティー‐エヌ‐エフ【TNF】
読み方:てぃーえぬえふ
《tumor necrosis factor》⇒腫瘍壊死因子
TNF

腫瘍壊死因子
【概要】 サイトカインの一つ。活性化マクロファージが分泌し腫瘍壊死作用がある。TNF-αは悪疫質誘発因子であるカケクチン(cachectin)と同一物質であることがわかった。
【詳しく】 TNF-αはインターロイキン1やプロスタグランジンE2などの産生を促し、発熱などの炎症反応を呼び起こす。過剰産生は膠原病やマラリアやエイズなどの病態の進行に関係すると言われている。サリドマイドはTNF-αの作用を阻害するはたらきがある。なお、リンパ球由来の同様な物質をTNF-βという。

腫瘍壊死因子
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